愛知県の大村知事のリコール運動を巡り、アルバイトが署名を偽造していたとされる問題で、運動を主導した高須クリニックの高須院長が22日夕方に会見し、不正への関与を改めて否定しました。

Q.佐賀県の署名偽造には全く関わっていないという立場でよろしいでしょうか?

高須克弥院長:
「明確に何の関係もありません。私は佐賀県なんて1度ヘリコプターで行ったことがあるだけで、それ以外1度も行ったことはありません。何の関係もありません」

Q.組織的な関与もないし関係者の関与もない?

高須院長:
「僕はそう信じております。事務局長を信じないで組織は動きません。事務局長を僕は信じます」

 大村知事のリコール運動を巡っては、県選管の調査で提出された署名のうち8割以上が無効とされ、運動を主導した団体の事務局関係者が、名古屋の広告関連会社に対しアルバイトを集め署名を偽造するよう発注したとみられています。

 会見した高須院長は、自らとリコール団体としての不正への関与を改めて否定した上で、団体の幹部も署名を偽造したとされるアルバイトについて「発注、契約もしていない」と述べました。

 不正署名の問題を巡っては、愛知県警が地方自治法違反の疑いで捜査を進めています。