ツイッターに「国葬反対の8割が隣の大陸から」などと投稿し、撤回した小林貴虎三重県議会議員は、14日の県議会の会議で、指摘されている旧統一教会との接点について語りました。

 14日午後3時半すぎから行われた、三重県議会の各会派の代表者会議。

小林県議:
「このような形で議会を巻き込むようなことで、大変ご迷惑をおかけしておりますこと、深く反省し謝罪いたします」

 冒頭で謝罪した小林貴虎県議会議員。10月、自身のツイッターに「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」などと高市早苗大臣が発言したとする投稿をし、撤回した経緯を説明。議会側に謝罪しました。

 そして問われたのは、旧統一教会との接点について…。

他会派の県議
「あなたが日頃からいろいろ主張されていることと、統一教会の主張が軌を一にしていると。ここでその事実の確認をさせていただいている」

 教団の関連団体・UPFで5年以上働いていたと、ホームページで書かれたことについては…。

小林県議:
「そもそもUPFジャパンというところから、雇用関係があって給料を定期的にいただいている現実はございません」

 と否定。しかし…。

小林県議:
「通訳に関しては、その都合ごとに議員になるまでは通訳代をいただき、通訳の料金としていただきました」

 関連団体から、通訳の料金を受け取っていたことを認めました。

 立憲民主党の会合で、三重県出身の信者二世・小川さゆりさん(仮名)が、「小林貴虎さんという方が、統一教会の私の通っていた協会の協会員でして。母親が貴虎さんの選挙応援、選挙カーに乗ってウグイス嬢をしていた」と話したことについては…。

小林県議:
「全く事実ではありません。私も複数そういった団体さんとは関係がありまして、投票依頼をしたことがございます。その中の一つではありますが」

 教団側と接点があったことは認めました。会議後、小林県議は…。

小林県議:
「投票依頼というのは、有権者の方々に広く行う行為です。なので、そこで何かしらの便宜を図ってくれというわけではなく、『こういう形で立候補することになりましたので、市会議員として県会議員として、こういう仕事をしていきたいと思います』と。その先どれだけの方がそれで投票してくれたかは、私は計り知ることができないので。私が統一教会の信者だということですか?そういう事実はありません」

 また今後、教団側と縁を切ることも明言しました。