Story

3話 10月20日放送

 2度のお見合いを経験した龍彦(野村周平)は、『抽選見合い結婚法に思うこと』というタイトルでブログに日記を打ち込んでいた。「人を傷つける法律なんて、本当にあっていいのだろうか…?」と次第に疑問を抱く龍彦の元に、“人を傷つける法律なんて、あっていいわけないよね!”と一件のメッセージが届く。そのメッセージの主は、フリージャーナリストのひかり(大西礼芳)だった。さらに職場の先輩が、抽選見合いを避けるために電撃結婚したものの後悔しているという話を聞いて、「抽選見合い結婚法」の被害者が山ほどいるのではという思いに至るのだった。

 ひかりは、「テロ対策活動後方支援隊」(テロ撲滅隊)に関する情報をネット配信しようとするが、あっという間に削除されてしまう。官邸の指示により公安が徹底して情報漏えいを防ぐさまに嘆く小野寺(若村麻由美)。しかも入隊者の急増により予算オーバーの心配までしなければならず、悩みは尽きない。

 その頃奈々(高梨臨)は、2回目のお見合い相手に気に入られてしまい、食事をすることに。元彼の嵐望(大谷亮平)とよく会っていた店で、一番高いシャンパンや料理を頼み、高くつく女を演じて見合いを断られるように仕向ける作戦に出たが、あまり効果はない様子。さらに偶然、嵐望が店を訪れて…。好美(佐津川愛美)も2回目のお見合いで出逢った男性と食事に行くが、相手との微妙な価値観の違いに戸惑っていた。

 そして龍彦は3度目のお見合い相手、花村早苗(平岩紙)と会っていた。今度も年上で予備校の事務員をしているごく普通の女性だ。結婚に必然性を感じないという龍彦に対し、「じゃ、どうなったら必然性を感じるんですかね?」と問う早苗。龍彦の「子どもが欲しいと思ったらでしょうか?」という答えを聞いた早苗は龍彦を飲みに誘う。ついにチャンス到来か?と意気込む龍彦に、早苗から衝撃の告白が…。

 政府に対する憤りが高まった龍彦は、『抽選見合い結婚法の被害者たち』というブログを書き始める。すると、“私も被害者のひとりです”と一通のコメントが届いた。それを読んだ龍彦の中で、封じ込めた魂がまた蘇ってきたのだった。

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