「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。

【オンブズ東海委員(敬称略)】

  • 委員長

    橋本 修三

    橋本法律事務所 弁護士

  • 委員

    東 珠実

    椙山女学園大学現代マネジメント学部 教授

  • 委員

    臼田 信行

    中部日本ビルディング(株) 代表取締役社長

【オンブズ東海の主な活動】

  • 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
  • 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
  • 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査

活動報告

「オンブズ東海」第55回委員会 概要


<日時>     2025年9月8日(月) 午後3時00分~午後4時10分

<場所>     東海テレビ放送本社

<出席者>  橋本修三委員長 東珠実委員 臼田信行委員

       小島浩資会長 林泰敬社長 深川辰巳常務 伊藤順子社長室長

<内 容>

委員会では、東海テレビが「ぴーかんテレビ不適切テロップ問題」を起こした8月4日を「放送倫理を考える日」と定めており、今年も関連行事を実施したことや、愛知県から「あいち女性の活躍プロモーションリーダー」の委嘱を受けたこと、「コンプライアンス責任者会議」等について社側から報告し、委員と意見交換を行いました。

議事の概要は以下の通りです。

【会社側からの主な報告】

○「放送倫理を考える日」関連行事のご報告

・東海テレビでは「ぴーかんテレビ不適切テロップ問題」を起こした8月4日を「放送倫理を考える日」に制定し、毎年「放送倫理を考える関連行事」を実施。今年は「フジテレビ問題から何を学ぶか?」をテーマに「放送倫理を考える全社集会」を開催、役員、グループ会社の従業員含め425名が参加。また7月を「放送倫理を考える月間」として各部署が話し合いを実施した。

○8月実施の「第48回コンプライアンス責任者会議」について

・相次いで見つかった「SNSでのなりすましアカウント」に適切に対応した。

○社外アドバイザー報告について

・社外アドバイザーを委嘱している上智大学の音好宏教授と社側が、コンプライアンス・放送倫理意識向上に関する取り組みについての意見交換を8月4日に実施した。

○グループ人権方針策定の報告について

・民放連が作成した「ビジネスと人権対応ガイドブック」をふまえ「東海テレビグループ人権方針」を策定中である。

○CSR・SDGsの取り組みについて

・6月以降に実施したCSR・SDGsに関する活動のほか、愛知県より「あいち女性の活躍プロモーションリーダー」の委嘱を受けた。また、グループ会社を含めた従業員の家族を会社に招く「ファミリーデー」を実施した。

岩手を中心とした東北支援について

・6月以降の東北支援として、ニュースや情報番組で取り上げた内容と件数のほか、8月末に小島会長と林社長が岩手県の関係先を訪問し、当社が実施したこの1年のコンプライアンス・放送倫理意識向上に関する取り組みを報告した。

○BPOの動きについて

・放送放送倫理検証委員会で、TBSテレビ「熱狂マニアさん!」に放送倫理違反ありとの委員会決定が出された。

【委員からの主な意見】

・一堂に会してコンプライアンス等について考える「放送倫理を考える全社集会」は、東海テレビの経営理念の根幹に関わる非常に重要なイベントだと感じる。

・「SNSでのなりすましアカウント」については、個人ではなく、企業として対応することが大事だと思う。

・「グループ人権方針」の策定に向け、迅速に着手されて良かったと思う。

・メディアこそ、女性活躍を推進する役割を担ってほしい。

・従業員のエンゲージメントを高める「ファミリーデー」の取り組みは非常に良いと思う。

次回、第56回委員会は2025年12月に開催を予定しています。