12月2日スタート毎週土曜日よる11時40分~

SPECIAL

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TOPICS2017.12.08 UPDATE

知英さん一人七役に挑戦

 第1話のラスト、沙羅と同じ顔を持つ韓国人のオク・ヨンエが登場したかと思いきや、狙撃され、倒れてしまいました。物語はスタートからアクセル全開。第2話以降も、手に汗握る展開となっております。
 第1話では冒頭、いきなり沙羅が真緒子と対峙する場面が登場。知英さんが一人二役シーンにどのように取り組んでいるのか、ご紹介します。
 まずは沙羅と真緒子の場面。撮影されたのはクランクインしてすぐのこと。長野県南部の私鉄の駅をお借りしてのロケとなりました。

 

  撮影が行われたのは、電車の運行が終わってから。そのため、実際にカメラを回し始めたのは、深夜1時過ぎのことでした。撮影には知英さんに加え、吹き替え役の女優さんも参加。知英さんは沙羅バージョンからのスタートとなりました。リハーサルでは沙羅を演じ、その後真緒子を演じます。本作の制作発表で知英さんは、「何役も演じる際は、その役と違う衣装でリハーサルをしなくてはならず、いま自分がどのキャラクターを演じているのか、一瞬分からなくなることがあります」と発言。このときのリハーサルでも、沙羅の衣装のままで真緒子の気持ちを作ることに苦労があったのかもしれません。真緒子バージョンのリハーサルをしていたときのこと。沙羅は真緒子を見て、自分と同じ顔ゆえ驚きの表情を浮かべるものの、一方の真緒子はノーリアクションです。真緒子はこのとき何を思っていたのか?知英さんは監督と相談しつつ、演技プランを練っていきます。真緒子はこの世からいなくなることを決め、気持ちはこれから通り過ぎる電車にのみ向いていたのでは?そんな真緒子の心情を導き出し、知英さんが実際に演じていきました。
 撮影出来るのは、始発に向け駅員の皆さんが準備を開始するまでの間。限られた時間の中、一秒も無駄にはできません。知英さんは沙羅バージョンの撮影を終えると急いで衣装替え。現場に残された時間はあと1時間ほど。実はこの場面は最初から、2日に分け撮影する予定となっていました。放送では5分にも満たないシーンでしたが、完成におよそ半日かかりました。

 

 沙羅とオクの場面はさらに苦労が。というのも、二人は対峙するだけでなく、アクションにも挑戦しなければなりません。この場面は、関東郊外のとある廃工場で撮影されました。この日のスケジュールも早朝から日が暮れるまでびっしり。
 この現場で使われたのが、モーション・コントロールカメラという機材。カメラの動きをコンピュータに記憶させ、同じ動作が何度でも行えるというものです。そのため、合成場面もとてもスムーズ。「スターウォーズ」などSF映画には欠かせないカメラです。

  

  

 知英さんは吹き替えの女優さんとリハーサルで沙羅とオクを交互に演じ、どう動くか確認。二人の演技を見て、コンピュータにカメラの動きをインプットします。この日、初めてモーション・コントロールカメラを見た知英さんは、技術スタッフだけでなく、カメラにも「今日はよろしく。仲良くしてね」と語り掛けていました。
 知英さんはカメラがどう動くのか説明を受け、撮影開始。体の動きがとてもシャープで、スタッフからのリクエストに柔軟に応えていきます。アーティストでもあるだけに、リズム感が研ぎ澄まされているのでしょう。カメラの複雑な動きに合わせ、アクションシーンに臨んでいました。
 まず沙羅バージョンを撮影した知英さん。衣装替えに1時間ほど要し、オクバージョンの撮影に入りました。オクとしてセリフを言って、リアクションをとります。会話もしっかり成立しています。沙羅は日本語、オクは韓国語。知英さんにとって、超ハードな撮影であったことは間違いありません。日が暮れた後も照明を駆使して撮影が続き、圧倒的な映像美と迫力に満ちた場面が完成しました。
 第2話では、知英さんが一人三役を演じます! こちらでも、知英さんが演じる3人のキャラクターが、これまでのドラマでは実現しなかった自然なやりとりを見せてくれます。 現場でも、一人がセリフを言いながら大きく動く場面で、他二人のリアクションと映像を重ねて確認した際、3人の息がぴったり合ったのを見て、拍手が起こったほどです。
 さらなる謎が散りばめられる第2話は12月9日、24時30分より放送。革新的な映像とあわせ、ご期待ください!!