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「ハチドリの家」のメンバー、若手キャストを紹介

さくら(真矢ミキさん)が食事スタッフとして通う子どもシェルター「ハチドリの家」。この場所に避難してきたメンバーを演じるのは、この皆さんです。今回は厳正なるオーディションを開催し、この8人が選ばれました。演じる役の見どころと、皆さんのプロフィールを紹介します。

古井戸貞子役 井頭愛海さん

貞子の設定を聞いたときは驚きました。記憶喪失だし、しゃべらないし、それに…。『えー、どう演じよう!?』と思いましたが、難役だからこそやりがいも感じました。記憶喪失っていうのは、自分の中に何もない状態だと思うんです。心を無にして、そのとき湧き上がった感情を大事に行動して、貞子として生きていきたいです。貞子はとても大変な状況にいます。きっと言葉では言い表せないような苦しみを抱えている彼女の生き様を、最後までしっかりと演じたいです。

いがしら・まなみ 
2001年3月15日生まれ、大阪府出身。映画「おしん」、連続テレビ小説「べっぴんさん」などに出演。

新城由夏役 岡本夏美さん

由夏は謎に包まれた部分が多くて、ときに彼女の行動が卑劣に映るかもしれません。でもその一つ一つに理由があります。壮絶な非行歴がありつつ、シェルターでは普通の女の子らしい一面も見せるので、いろいろなことを考えながら由夏の多面性を演じたいです。この作品はオリジナルなので、役を自分なりに作るという意味でもやりがいがあります。由夏の中にあるたくさんの“色”を表現して、『もっとこの子が見たい』と思ってもらえるキャラクターにしていきたいです。

おかもと・なつみ 
1998年7月1日生まれ、神奈川県出身。2019年には、映画「BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ-」、映画「賭ケグルイ」などが公開予定。

井口茜役 柴田杏花さん

子どもシェルターで暮らしているって聞くと、大変だろうなって思う人もいると思うんです。でも茜はすごく前向きなんです。人が大好きで、愛情を求め、その思いが空回りすることもあるけれど、それでも愛されようとします。私は茜の持つポジティブさやパワーに力をもらっているので、それを演技でも表現したいと思います。茜は話が進むにつれ、驚くような行動に出ます。私も『茜、大丈夫?』とちょっと心配ですけど(笑)、視聴者の皆さんにも茜の今後を見守ってほしいです。

しばた・きょうか 
1999年8月30日生まれ、東京都出身。映画「瀬戸内海賊物語」「表参道高校合唱部!」「I’’s」などに出演。

藤島玲奈役 尾碕真花さん

演技の経験はほとんどない中で、連続ドラマにレギュラー出演できること、さらに問題提起をしている作品に参加できることがうれしいです。現場では演じる役の重さに悩んでいますが、それもまた演じることの一部なのかな、と感じています。玲奈は良くも悪くも軽いのりで生きています。“弾けている”とまではいきませんが、玲奈の持つ明るさを演じたいです。のちのち玲奈が過去にどんなことをしたのか描かれます。ぜひ『そんなことがあったの!?』と驚いてください(笑)。

おざき・いちか 
2000年12月2日生まれ、高知県出身。映画「昼顔」、映画「ちはやふる~結び~」などに出演。

小宮山詩役 祷キララさん

このドラマに出てくる子どもたちは不良だったり、問題児だったりします。でも、芯の部分は真っ直ぐで純粋な子ばかりです。詩も最初は、感情を表さないガリ勉に見えると思います。そうなってしまったのには理由があって、詩の心の中には虐待した父への怒りの炎が揺らめいています。詩の気持ちを理解できます、とは到底言えません。それでも、私がこれまで味わった苦しみや悲しみなど、負の感情の中から詩との共通点を探して、詩の気持ちを少しでも代弁していきたいです。

いのり・きらら 
2000年3月30日生まれ、大阪府出身。映画「Dressing Up」、「左様なら」などに出演。

白鳥マリア役 日比美思さん

これだけ壮絶なバックボーンを持つ役を演じるのは初めてです。特に親が付けた名前を拒否するという設定が衝撃でした。というのも私自身は自分の名前をとても大切にしているからです。これまで出演してきた作品で先輩方から力み過ぎないことが大切と教えていただき、この現場でもプロデューサーさんや監督さんから同じようにアドバイスをいただきました。大変なものを背負っている役だからこそ、ときに肩の力を抜いて、作品のメッセージを届けていきたいです。

ひび・みこと 
1998年9月20日生まれ、神奈川県出身。ダンス&ボーカルユニット「Dream5」の一員として活動後、女優として活動。

中里拓士役 浦上晟周さん

拓士は性同一性障害の設定なので、女の子を演じるつもりで現場に入りました。共演者に同世代の女の子が多いので、しぐさや表情など、学べるところはたくさん学んでいます。誰が見ても女の子と思ってもらいたいですし、先日家に帰ったら、お母さんが僕の顔を見て『女の子の表情になっている』と言ったんです。それはすごくうれしかったです。拓士は僕にとっても新境地となる役。口は悪いですけど、みんなから愛されるキャラなので、より一層魅力的に演じたいです。

うらがみ・せいしゅう 
1999年11月23日生まれ、東京都出身。「家族ゲーム」、大河ドラマ「真田丸」などに出演。

大豆生田香役 塩野瑛久さん

この現場はその場で生まれるものがたくさんあります。自分なりに瞬発力はあると思っているので、しっかり対応していきたいです。僕は以前から、強いメッセージ性のある作品に出演したいと思っていました。子どもシェルターは世間でもっと広く知ってもらいたい問題。今回はそういう意味でも、念願が叶いました。劇中ではさくらさんと子どもたちの間に壁があるものの、現場では真矢さんと僕らは一致団結しています。チームワークの良さで、皆さんの心に響く作品を届けます!

しおの・あきひさ 
1995年1月3日生まれ、東京都出身。「GTO」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」などに出演。