「一雨一度」と「標高高いと気温下がる理由」!
今日の最高気温、名古屋10.0℃、岐阜11.0℃、津13.5℃、高山6.2℃と昨日より2~5℃も下がり名古屋と岐阜は平年並、津と高山は平年より高い10月下旬並の値でした。
今日の空。名古屋市中区、昼前の晴天です。高気圧にすっぽりで秋晴れ。
東海テレビ玄関前、午後5時頃のお天気ボードです。からっと19℃、やや寒です。
「一雨一度」秋は雨が降る毎に気温が1度下がるという意味です。木曜と日曜に雨の予報。雨の日は暖湿気入るので一時的に昇温するので雨の日前後の予想最低気温を比べます。特に日曜の雨の後に冷え込みます。冬服の必要な気温になりそうです。
東海3県の最低気温、低い方と高い方を並べました。六厩と宮之前は高山市。大きな違いは標高です。
標高が高いとなぜ気温下がるのか。太陽光の可視光線は空気をすり抜けて地面を直接暖めます。暖められた地面が今度は空気を暖めるので、下層ほど高温、上層ほど低温となります。
でも、山にも地面はあります。確かに同高度なら山の地面上の空気の方が気温は高くなりますが、気圧も重要な要素なのです。気圧は地面で高く、山の上で低くなります。山の売店にあるポテトチップスの袋が膨らんでいるのを見たことがありますか。気圧が低いと空気が膨張するのです。膨張することにエネルギーが使われて、その代り気温を上げることには使えず、結果気温が下がるのです。ボイル・シャルルの法則です。
平均的には高度1000m毎に6.5℃気温低下します。
明日水曜午前9時の予想天気図です。移動性高気圧の中心は東へ移り、湿った空気が入り、午後から雲が広がります。
明後日木曜午前9時の予想天気図です。高気圧の後ろから前線が接近して雨に。
最後にお天気のあらすじです。明日は昼頃まで秋晴れ、午後は曇り。気温は今日と同じくらいです。ではまた明日!
季節映像メモ:高山市の紅葉見頃。平野部では11月下旬頃から見頃に。