映画「ナラタージュ」
皆さんこんにちは!
暑さが過ぎ去ったかと思えば、
時折、冷たい風や雨の続く日々ですね。
どんよーりと暗い空を見ていると
なんとなーく気持ちが晴れないことも。
今日は、そんな天気も違った景色に。
さらに愛おしく感じさせてくれる、
映画「ナラタージュ」を紹介します。
行定監督にお話を伺いました。
映像には圧倒的に雨のシーンが多く、雨の演出について聞いたところ...
「 雨の効果はモノトーンな色合いを映し出すこと。だからあえて、役者が着ている服もモノトーン。でも雨が降ることによって、そこにいろんな色や光が映る。人が浮き上がる効果があるんです。」と、監督。
台詞や演技だけでなく、さりげない演出も、
作品の雰囲気を作り出しているんですね。
そのほかにも、雨の表情についてこんな知識も...
あるシーンでの出来事。
彼女が逃げ出そうと外に飛び出すと、
突然の雨が。
雨は彼女を遮る壁になる。
そこに先生が現れて、傘を差し出し、
雨の中を2人は歩き出す。
雨は2人を包み込む存在に。
しかし、2人が車に乗り込み
運転中に激しい雨が降る。
雨は2人を車に閉じ込める。
思わず「ほお~~」と声がでてしまいました。
雨の効果って、立体的でとてもドラマチックなんですね。
監督からこのお話を聞いてから、
映像の視点から、もう一度ナラタージュを観たくなってしまいました。
「ナラタージュ」は全国の映画館で公開中です。
タイミングが合えば...
ぜひ、雨の日に観に行ってみてください♪