
衝撃の飛距離に沸く!
バンテリンドーム ナゴヤに快音!
2024.10.08
いよいよ今週土曜日から始まる鈴木伸之主演、東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『バントマン』(10月12日23時40分放送)。中日ドラゴンズの全面協力で実現した、土ドラ初のスポーツ・エンターテインメントドラマだ。
鈴木演じる主人公の柳澤大翔は、中日ドラゴンズで華々しいデビューを飾ったもののケガやスランプに悩まされ、戦力外通告を突きつけられる。そんな彼がバントマンとなり、悩みを抱えた人を支えながら野球界への復帰を目指す。
ドラマのみどころは、なんといっても大翔の華麗なプレーシーンだ。リアリティを追求するため、ドラゴンズの本拠地バンテリンドーム ナゴヤでの撮影を敢行。
連続テレビドラマで中日ドラゴンズが描かれるのは、『バントマン』が初めてとのこと。球団ゆかりの地も随所に登場、ドラゴンズファンだけでなく、野球ファンも存分に楽しめる内容となっている。
好きなゴルフも封印して臨んだ撮影 その成果は?
野球経験者にとってプロの本拠地はやはり特別。「バンテリンドーム ナゴヤでの撮影はすごく楽しみなんです」と、興奮を隠しきれなかった鈴木。この日はグラウンドに足を踏み入れる前に軽く一礼をして撮影に臨んだ。
ドラマでは試合シーンだけでなく、バッティング練習など野球にかかわるシーンが多いこともあり、日頃から素振りなどのトレーニングを欠かさず行ってきたという。
「手のひらにも結構マメができちゃって」と笑う鈴木だが、バッティングの感覚が鈍らないよう、撮影期間中は趣味のゴルフも封印したのだとか。
そうしたストイックな姿勢が、この日のバッティングの鋭さや、ボールの芯を捉えて打ち返した際の乾いた音にも表れていた。プロ顔負けの豪快なそのバッティングは、ぜひドラマで確認してほしい。




ただ通常のシーンとは異なり、野球のシーンではカメラマンが求める方向に打球を飛ばさないとオーケーにならないのが難しいところ。特にホームランを打つシーンでは、フォームの美しさだけでなく打球の角度や飛距離など、多くのことが求められる。

細かな調整をしながらバットを振り抜いた鈴木の渾身の一発は、見事な放物線を描いて外野選手の頭上を越えていった。映像を確認したカメラマンが「CG 合成とか、必要ないんじゃないの?」と太鼓判を押す仕上がりに、鈴木自身も満足げ。
観客役として参加していたエキストラが、ドッと湧いたのが印象的だった。
球団事務所に飾られた日本一のペナントが奮い立たせてくれた闘志
さらに鈴木の気持ちを高ぶらせてくれたのが、球団事務所での撮影だ。
「そこにはドラゴンズの歴史に残るような場面の写真や、日本一に輝いた際のペナントなどが飾られていたんですね。
ひとつひとつの勝利の積み重ねが、リーグ優勝や日本一につながり、そして今のドラゴンズにつながっている。そのことが、自分の中にリアルに響いてきました。
僕が演じる柳澤大翔は球団を解雇されてもプロ野球選手で居続けたい、4番打者に返り咲きたいという想いを燃やし続けているわけですが、ペナントを見たことで僕の中でも大翔のような闘志がかき立てられました」と、振り返る。

ちなみに鈴木にとって一番印象に残っているドラゴンズのユニホームは、白地に太い青のラインが入っているタイプ(2006年~2011年まで使用)とのこと。「まさか自分がそのユニホームを身に纏う日が来るとは思わなかった」という鈴木。何種類かのユニホームを着用するので、ドラマを見ながら「自分の中のドラゴンズ」を思い返すのも楽しいかもしれない。
今までにない、野球の面白さを感じられるドラマ。
この日は、大翔の後輩・真鍋義信役の和田雅成、ドラゴンズ期待のルーキー・七海真矢役の生田俊平も参加、さまざまなシーンが撮影された。和田も鈴木同様に野球経験者。生田は甲子園の出場経験もある、元高校球児だ。


中日ドラゴンズの全面協力のおかげで、バンテリンドーム ナゴヤではグラウンドで選手たちが躍動するシーンや、中日ファンが熱心に応援するシーンなど、数々の場面を撮ることができた。こうしたリアリティのあるシーンによって、今までにない野球ドラマとなった『バントマン』。野球ならではの面白さや難しさを、このドラマを通してぜひ感じてもらいたい。
また撮影の合間にマウンドにも立った鈴木は、見事な投球を披露!時間があればバッティングを楽しむなどバンテリンドームを満喫した。ドラマには登場しない鈴木の様子は、SNS でチェックして欲しい!