2016.03.22
- 今回の順子はどのような役づくりを?
- 登場人物の中で一番普通ですよね(笑) 友達に欲しいと思ってもらえるような人物にしたいと思って演じています。順子は里子姉ちゃんを支えにしているので、頼られることがすごくうれしいんですよね。妹分ですけど姉御肌。これまでの男性遍歴を見ても分かるとおり、人に依存しやすい人で、でも騙されても騙されても、ちゃんと人を信じる人なのだと思います。私としては、物語の最初に登場した彼氏なんて、「やめなよー」と思ってたんですけど(笑)
- ラストに向けて、宮地さんが期待する順子の未来は?
- 幸せになりたいなと思います。息子の大地にも会いたいし、落ち着ける男性と出会いたいですし、里子姉ちゃんたちにもスナック順子の2階に帰って来てほしいですね。
- 宮地さんは、昼ドラ、朝ドラと、過酷さを代表するドラマをどちらも経験していらっしゃいますが、昼ドラならではの撮影や芝居はありますか?
- 昼ドラは独特ですよね。朝ドラは“さわやかさ”が大前提ですが、昼ドラはセリフ回しも独特ですし、朝から晩までドロドロした会話を撮影していますし。感情の起伏が激しい芝居になるので、演者のテンションの持って行き方が難しいですよね。でも、こんなに過酷な現場なのに、スタッフさんはみなさん明るくて、和気藹々とした現場なんですよ。
- 宮地さんはアニメが好きで、気合を入れたい時は、好きなアニメの肌着を着用されるとうかがいましたが、本作でも?
- 今日も靴下は某人気アニメのキャラクターのものです(笑)。ちなみに里子姉ちゃんと順子が二人で台本上10ページくらいずっとしゃべっているシーンの撮影の日にも、別のアニメのものでいきました。感情芝居なので、佐藤さんの流れも止めたくないし、もちろん私も止まりたくないし。やはり気合が入りましたよ(笑)
- 『エゴイスト 〜egoist〜』(2009年放送)にもご出演されていますが、当時の思い出を教えていただけますか?
- いろんな方から「昼ドラは大変だよ」と聞いていたのですが、撮影も順調で、みなさん体調を崩したりされることもなく、私は同じセットのシーンを順不同に撮っていく撮影は朝ドラで慣れていましたので、特に混乱もなく楽しくやらせていただきました。
- 最後に、昼ドラに幕がおりることへのお気持ちは?
- 寂しくもありますが、サトエリさんもおっしゃっていた通り、最後の“祭り”だと思うので、昼ドラらしさを楽しんでいただければと思っています。昼ドラ要素をこれでもかというほどつめ込んでいるので、この際、お財布のステーキとか、たわしのコロッケも出てきてほしいですよね。なんだったらスナック順子で出しますし(笑) これまでの昼ドラの完成系のような作品になって欲しいなと思います。