オンブズ東海
オンブズ東海

「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。

【オンブズ東海委員(敬称略)】

委員長  橋本 修三
橋本法律事務所 弁護士
委 員  東  珠実
椙山女学園大学現代マネジメント学部 教授
委 員  臼田 信行
(株)中日新聞社 常務取締役

【オンブズ東海の主な活動】

  • 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
  • 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
  • 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査

活動報告

「オンブズ東海」第50回委員会 概要

<日 時>
2024年6月10日(月) 午後4時00分~午後5時10分
<場 所>
東海テレビ本社
<出席者>
橋本修三委員長 東珠実委員 臼田信行委員 小島浩資社長 祖父江茂樹専務 

委員会では、3月に実施した「放送人研修会」について参加者のアンケートなどとともに報告。そのほか「コンプライアンス委員会」「コンプライアンス責任者会議」「放送倫理を考える日」関連行事、CSR・SDGsの取り組み等について社側から報告し、委員と意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。

会社側からの主な報告

2023年度 第2回放送人研修会のご報告

  • 3月に「放送とSNSと人権」をテーマに実施し、タレントで自身もインターネットでの誹謗中傷の被害にあった「スマイリーキクチ氏」を講師に迎えた今回の研修会について、参加者からのアンケート結果なども交えて報告。

3月の「第26回コンプライアンス委員会」について

  • 「東海テレニュース」等における容疑者の写真取り違え事案を踏まえ、取材(ロケ)、SNSと人権などについて注意喚起したこと。
  • 番組制作等における著作権の取り扱いに関しての注意点について。
  • 4月1日に施行された「東海テレビ放送基準」で追加された第56条(出演者保護)についての解説。

5月の「第43回コンプライアンス責任者会議」について

  • 「報道ハンドブック」の改訂版(2024年4月発行)のポイントを解説。
  • 東海テレビ事業が運営する「東海テレビチケットセンター」が不正注文の検知サービスの運用を開始したこと。

「放送倫理を考える日」関連行事について

  • 「人権問題」をメインテーマに据え、「放送倫理を考える月間」(7月)に各部局で話し合いを実施するほか、8月2日に「放送倫理を考える全社集会」を開催し、年間報告書「東海テレビこの1年の取り組み 2024」を発行予定であることなどを報告。

CSR・SDGsの取り組みについて

  • 3月以降に実施したCSR・SDGs活動を報告。庄野俊哉アナウンサーによる中日新聞生活面の読者投稿欄「くらしの作文」の音読配信が3000回を迎えたことや、「初夏のごみゼロアクション」として本社社屋周辺の地域清掃活動をグループ会社とともに行ったこと。

岩手を中心とした東北支援について

  • 3月中旬以降の東北支援に関して、ニュースや情報番組で取り上げた内容と件数。

BPOの動きについて

  • 放送人権委員会でサンテレビ『キャッチ+(プラス)』の調査報道に関する申し立てが審理入りをしたこと、放送倫理検証委員会での関西テレビ「ちまたのジョーシキちゃん」の討議が終了したことを報告。

委員からの主な意見

委員からは以下の意見が出されました。

  • 「放送人研修会」はテーマ、講師の人選とも昨年11月の「顔写真取り違え」の問題を踏まえており、参加者も当事者意識を持って聞くことができたと思う。非常に評価をしている。
  • 講師を務めたスマイリー氏自身の実際の体験に裏付けられた内容で、非常に説得力があり、参加者も本当に真摯に受け止めているということを感じた。
  • 研修会への報道部門の出席率が非常に高かったことを聞き安心した。
  • 「報道ハンドブック」は継続的に改訂してほしいし、内容の継承を続けていってほしいと思う。
  • 「放送倫理を考える日」関連行事の「人権問題」というテーマは非常によいと思う。
  • 「スイッチ!」ではSDGsに配慮した食品なども紹介しているが、視聴者にとっても有益な情報で大変良いこと。
  • CSR・SDGs活動は多岐にわたっていろんな活動しており、敬服する。大変だと思うが、続けてほしい。