新型コロナウイルスの影響で色々なものの非接触が求められる中、現金を引き出す際などに使うATMでも、タッチパネルやボタンを一切触らずに操作できるものが登場しました。

 西尾信用金庫・常滑支店。新型コロナの感染拡大を受けて実用化が始まったばかりのATMというのが…。

メーカー開発担当者:
「空中に浮いている画像を押してもらうだけで操作できる『タッチレスパネル』が搭載されています」

 通常のATMは画面に触れて操作しますが、この「タッチレスATM」はボックスの中に浮かんで見える文字の部分に指をあてて操作します。

(リポート)
「不思議な感覚です、全く機械に触れてないですけど、機械が反応してくれます」

 詳しいことは企業秘密とのことですが、大まかな仕組みは次のようなもの。

 まず、ATMに付いたボックスの中に文字が映像として浮かびます。その文字に触れるように指をさし入れるとセンサーが検知。

 断面で見てみると、ボックスの底から数センチ離れたところに文字が映し出されるため、どこにも指が触れることなくATMを操作できるというわけです。

 このタッチレスATMでは引き出しや預け入れなどの操作が可能で、非接触が求められるコロナ禍の中、今後普及が進みそうです。