硯に水を注ぐ時に使う「水滴」と呼ばれるうつわを集めた展示会が、愛知県瀬戸市で開かれています。

 表面の艶が映える水滴。日本で本格的な生産が始まった鎌倉時代につくられた瀬戸焼で、上から見ると模様が蓮の花のように見えます。

 会場には、鎌倉時代から平成にかけて作られた水滴など、およそ300点が展示されています。

 石川県の九谷焼の伝統技法「赤絵細描」を現代風にアレンジした作品は、緻密な赤い線を1つ1つ手書きで描いています。

 この展示会は愛知県陶磁美術館で、9月26日まで開かれています。