開業に向けて開発が進むJR東海のリニア中央新幹線。8日、改良された車両が関係者に公開され、内装などが明らかになりました。

 躍動感と空気の流れをイメージした流線型のフォルム。改良されたリニア中央新幹線のL0系の車両が、8日、山梨県の実験施設で公開されました。

 改良型では、これまでより先端部分を丸くしたことで空気抵抗を13パーセント削減し、騒音が小さくなりました。

 シートは背もたれが高く、包み込むようなデザインで、東海道新幹線よりも4センチほど幅が広くなっています。

 また、ひじ掛けには携帯電話などが充電できるUSBポートも全ての席に備え付けられています。

 8日の試験走行では、実際に開業したときの最高速度時速500キロで走行しました。

 当初想定していた2027年の開業は困難な見通しですが、開業すれば東京=名古屋間をおよそ40分で結びます。