「土古(どんこ)競馬」の愛称で親しまれた名古屋競馬場が、73年の歴史に幕を下ろしました。

 移転のため11日で閉場した港区の名古屋競馬場ではセレモニーが開かれ、愛知県の大村知事らのほか、多くのファンが集まりました。

 会場では73年の歴史を振り返る映像が流され、訪れたファンらが別れを惜しんでいました。

大村愛知県知事:
「万感胸に迫るものがありますけれども。名古屋競馬を支えていただいた、かわいがっていただいたファンの皆さまに、心から感謝を申し上げたいと思っております」

 名古屋競馬場は1949年にオープンし地元のファンに長く愛されてきましたが、施設の老朽化が激しいことなどから、馬のトレーニングセンターがある弥富市へ移転します。

 新しい「名古屋競馬場」では、4月8日に第1回目のレースが開かれます。