ウクライナ支援のためのチャリティーコンサートをピアニストの女性が企画し、22日、名古屋市緑区で開かれました。 

 ホールに響く音色…会場はほぼ満員です。22日に名古屋市緑区で開かれたチャリティーコンサート。入場料と募金は、チラシの印刷代を除いてほぼ全額が日本赤十字社に寄附されます。

ピアニストの武本さん:
「ロシアの音楽家もウクライナの音楽家も、旧共産圏の東ヨーロッパの音楽家ともご交流がありまして。戦争で傷ついた人たちみんなを幸せにしたい」

 このコンサートの発起人、ピアニストの武本京子さん。

武本さん:
「なんで戦争なんかあるんだ!っていう曲を弾こうと思って準備してたんですけど、(戦況が悪化するのを見て)そういう曲は弾けなくなってしまいました。ウクライナの昔の風景が美しかった頃に戻るようにという願いを込めて」

 武本さんは、東ヨーロッパで演奏したのが縁で今回のコンサートを企画。25曲のプログラムは「祈り」や「愛」がテーマのものばかりでした。

武本さん:
「音から自分の人生を投影していただいて、愛と感謝の世界、平和を感じ取っていただいて、みんなが幸せになるように支援の輪が広がっていくきっかけにこのコンサートがなっていただけたら、すごくうれしいなと思っています」