離れた場所から位置情報を知ることができるアップル社の端末「AirTag」が、愛知県警の捜査車両に取り付けられていたことがわかりました。

 捜査関係者によりますと、今年5月、愛知県警豊田署の来庁者用の駐車場に止めてあった捜査車両に、位置情報を確認できる端末AirTagが取り付けられているのを、乗り込もうとした捜査員が見つけました。

 AirTagは厚さ8ミリの500円玉ほどの大きさで、財布やカギなど取り付けた物の位置をiPhoneなどで確認できる端末で、捜査車両にはマフラーに付けられていたということです。

 警察は、反社会的勢力が警察の動向を把握するために取り付けた可能性も含め、経緯を慎重に調べるとともに、捜査員らに対して捜査車両を使う際に不審物がないか確認するよう通達しています。