権藤博さんと山崎武司さんがトークを繰り広げる東海テレビの配信コンテンツ『ごんたけ話』。今回はドラゴンズが熱戦を終えた直後のバンテリンドーム放送席で「地上波NG話を言いたい放題SP」と題し、選手の起用戦略などについて激論を交わしました。
視聴者から届いた「中継ぎ酷使など投手のローテーションはどう思いますか？」との質問を受け、権藤さんは「中継ぎも“ローテーション”ぐらいの使い方をしたら疲れないんです。今日抑えたらまた明日も行く…とやってて、やられたら『今度はいつ行くの？』ってことになる。だから勝っても負けてもローテーションを作ってキッチリ出していけばいい」と力説。
続けて「その代わりやられたピッチャーはね、下に落とすとかせずに『もう1回行きなさい』っていうぐらいで強い気持ちを持たせると。ドラゴンズが一番イカンのは、ちょっとやられるとすぐ落とすんですよ(笑)。根尾の扱い方と一緒でね、内野やったり外野やったり、中継ぎやったり先発やったり。根拠と一貫性のある戦い方をしてもらいたいね」と注文をつけました。
また「大島選手の出番が少なすぎます。調子の上がらない岡林選手と代えては？」という質問には、山崎さんが「大島は他の外野陣より劣ってるかと言ったらそうじゃないんですよ。やっぱり年齢、世代交代ということを見据えて立浪監督が若手を起用してるんだと思いますけど、これから本当に優勝争いをするなら大島の力を借りる時が必ず来るわけです。その時までに腐らせないような使い方をしなきゃいけないです」と指摘しますが、ここで権藤さんからビシっと一言、「腐るよそりゃ(笑)。腐るに決まってるじゃん」
権藤節はさらに熱を帯び、「この世界はね、競争なんですよ。じゃあ大島はその戦いに負けたかって言ったら負けてない。けど外されてるっていうのは、私はイカンと思いますよ。使わないなら捨てなきゃダメだけど、じゃあ今捨てられますかと言ったらあれだけの名選手を捨てるわけにいかないじゃん。それでベンチに置いといたんじゃね、晒し者みたいなもんでね、こんなことをやっぱり監督はやっちゃイカンですよ」と厳しく追及。
「置いておく限りは使わなきゃ。しょっちゅうじゃないけど、ここぞという使いどころで、プライドが満たせるところで使ってやらなきゃイカンわけ。ボロ勝ち・ボロ負けの時に『いけ！』って言ったってね、面白くもなんともないですよ」と締めくくり、選手起用には根拠と一貫性を持って当たるべきだと持論を展開しました。
さらに2人は動画の中で、中田翔選手の迫力が成せるチャンスメイクの実例や、“3軍制”を敷いた場合の球界へのメリットなどについても言及。文字通り“言いたい放題”ぶっちゃけていたのでした。
【動画】「2軍ビシエドにも言及『要らない人は外さなきゃ』権藤×山崎で大激論」を見る（13:38頃～）