中日ドラゴンズは、ソフトバンクホークスで活躍し三冠王にも輝いた松中信彦さん(50)に、来季の新コーチ就任を要請する見通しです。

 松中信彦さんは、ソフトバンクホークスの黄金時代を支えたレジェンドで、2004年には三冠王に輝いた左のパワーヒッターです。ドラゴンズは今季、リーグ最少の373得点と深刻な打撃力不足に悩んでいて、解消に向けた切り札として期待されています。

 松中さんを16年にわたって取材してきた、テレビ西日本の大谷真宏アナウンサーに話を聞きました。

テレビ西日本の大谷真宏アナウンサー:
「とにかく練習量、素振りの量は群を抜いていましたね。キャンプ中はずっとバットを振っていましたし。ホームランをかなり求められているバッターではありましたね」

 引退後は指導者の経験はありませんが、大谷さんによると「指導者をやりたい」と口にしていたということです。

大谷真宏アナウンサー:
「ずっと『指導者をやりたい』と引退してからも口にしていましたので。どういうふうにホームランを打つのか、あるいは長距離でバッティングするんだというところは、すごく求められてコーチに向かわれるんじゃないかなと思います」

「強竜打線」復活に向け、5度の日本一を経験するなど勝利を知り尽くした男を迎えるドラゴンズ。来シーズンはパワーアップした姿が見られそうです。

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