能登の被災地の子供達も支援…フードバンクでクリスマスや年末年始に向けた準備 プロレスラーからのお菓子も
クリスマスを前に、恵まれない家庭や被災地の子供たちに笑顔になってもらおうと奮闘する人々がいます。「こども食堂」を訪れる子供たちのためにプレゼントが届けられるなど、支援の輪が広がっています。
■「子供たちを笑顔に」被災地へのプレゼント
愛知県北名古屋市の「フードバンク愛知」では12月20日、子供たちにプレゼントするお菓子をビニール袋に小分けにする作業が行われていました。
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こども食堂や福祉施設など100カ所以上に、企業などから寄付された食品を無償で提供していて、クリスマスや年末年始に向けた準備で大忙しです。
フードバンク愛知の担当者:
「家族やお友達と仲良くお菓子を食べたり、そんなあったかいクリスマスを迎えてほしいと思います」
ひとり親家庭の支援などを行う名古屋市の「あすなろクラブ」の代表も、お菓子を受けとりに来ました。
あすなろクラブの渡辺観永代表:
「25日に石川県七尾市で人形劇をするんですね。そこに集まる子供たちが、今のところ約100人ぐらいということですので」
25日には七尾市と名古屋市の子供たちをオンラインで結び、クリスマス会が開かれます。あすなろクラブは七尾市の子供たちのために、受け取ったお菓子を届けるといいます。
被災地を支援するための毛布や粉ミルクも受け取り、お菓子と一緒に送ります。
渡辺観永代表:
「笑顔で楽しかったということと、自分たち1人じゃないと、ちゃんとそういうことを思ってつながろうとする人たちが日本全国にいるよと(伝えたい)」
■サンタさんが「こども食堂」に…広がる“支援の輪”
名古屋市東区のこども食堂「Qchan(キューチャン)」には、普段から支援してくれる近所の夫婦から、クリスマスを前にお菓子のプレゼント40セットが届けられました。
こども食堂Qchanの藤江由美子さん:
「サンタさんがちゃんとプレゼントを用意してくださるんですよ。たくさん頂いたものですから、イブの日に子供たちに配りたいと思っています。ケーキピックも頂いたものなんですが、小さめのケーキにさしてあげようかなと」
Qchanは、月曜から金曜の夕食の時間帯にオープンしていて、中学生以下は無料で食事ができます。24日のイブには、鶏のトマト煮込みなどクリスマスらしい料理をふるまう予定です。
名古屋を拠点に活躍するプロレスラー・ヒデ久保田さんも、Qchanにブーツに入ったお菓子の詰め合わせおよそ50個を提供しました。
ヒデ久保田さんは「こども食堂」や「ひとり親家庭」の支援活動を続けていて、Qchanにも3年ほど前からプレゼントを贈るなどしています。
こども食堂Qchanの藤江由美子さん:
「われわれだけでは、ここまでのことはなかなかできないので。温かい料理と、みんなで和気あいあいと楽しく過ごす場所と、あとプレゼントですね。心あったまっていただけるといいな」