世界タイトルマッチを2夜連続で計5試合、同会場で行うという日本ボクシング界初のビッグイベント『ボクシングフェス2017 SUPER 2 DAYS』が5月20、21日に東京・有明コロシアムで開催される。
世界中のファンが待つアメリカ進出が期待されるWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24歳/大橋)が5度目の防衛戦に、常に激闘となるファイトスタイルがファンの心をつかんでやまないIBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(34歳/大橋)は、同級暫定王者との王座統一戦(3度目の防衛戦)に挑むダブル世界戦。
昨年暮れは元WBA王者の河野公平に圧倒的なKO勝ちを披露した井上。いまや激戦のスーパーフライ級でもナンバーワンと言える存在だ。多くの世界ランカーが挑戦を尻込みする中、勇敢にも挑戦に名乗りを上げたのがリカルド・ロドリゲスだ。無名ではあるが、井上が世界戦7試合で唯一KOを逃したデビッド・カルモナと接戦を演じた経験を持つ。井上の他団体王者との統一戦、海外でのビッグマッチを引き寄せるような圧巻のパフォーマンスに期待が集まる。
3階級制覇王者の八重樫は、3度目の防衛戦で暫定王者のミラン・メリンドを迎えることになった。挑戦者のメリンドは八重樫がケガで防衛戦を行えなかった昨年、暫定王座を獲得。37戦のキャリアを持つタフネスが売りだ。34歳になったベテラン王者の口癖は「いつも崖っぷち」。モチベーションの源ともいえる危機感は、暫定王者を迎えて最高潮に高まっている。
番組では、ロンドン五輪銅メダリスト・清水聡(31歳/大橋)のフェザー級8回戦もお伝えする。激戦必至のダブル世界戦の模様を東京・有明コロシアムより生中継。(延長対応あり)
(選手情報は5月10日現在)
更新日 : 2017/05/17 12:21