名古屋市西区の住宅街の一角、普段は住民の憩いの場である公園で、江戸時代から脈々と伝わる神事がある。蛇池神社の春季櫃流大祭だ。住民の願いを書き記した赤飯の入ったお櫃を池に捧げる。池に住む大蛇の化身が住民を助けたという言い伝えから赤飯を奉納したのが始まりとされる。敬い畏れ親しむ心は現在に受け継がれ、当日は多くが寄付に訪れる。今回の祭人は世話人会の小島昌己さん。人々の願いを池の神に届ける。
祭人魂
更新日 : 2017/05/24 15:59