撮影も残すところ2日。この日は台湾の一大パノラマを見渡せる格式あるホテル「圓山大飯店」での場面(第8話)の撮影から。台湾の気温は連日30℃越えの上、湿気も相当。しかしロケで使用する8階には涼しい風が吹いています。現場に現れた羽田さんは、「撮影でずっと立っているせいか、足の甲が筋肉痛になったみたい」と。真顔で津田さんやスタッフさんに語っていましたが、津田さんは「そんなところが筋肉痛になるなんて、聞いたことがないですよ」と笑顔で。
撮影を終え、大型バスで移動中、トラブル発生! バスの調子が悪く、違うバスを使うことに。撮影機材を新しいバスに詰め込むスタッフの皆さん。お疲れ様です!
この後、二つの繁華街でロケを。永康街はアイクスクリーム屋や喫茶店などがあるカジュアルなストリート、迪化街は乾物を扱う店ばかりが集まっていますが、建築物は歴史的意義のあるものばかりで味わいある通りです。迪化街には台北霞海城隍廟 という150年以上も前に建てられた廟があります。恋愛祈願、子宝祈願、幸せ祈願などに多くの方が訪れるそうで、撮影終了後、羽田さんもさっそくお参りを。さて羽田さんは一体何をお願いしたのでしょうか?
迪化街は台北の観光スポットでもあるので、日本人の観光客もたくさんいました。「あれ、羽田さんじゃない?」「あ、野際さんだ」と撮影に気づくたび、皆さん驚いていました。
この場所では番組PRスポットも撮りましたが、その撮影中、激しく雨が降り出しました。考えると、撮影が天候で中断したのはこれが初めてのこと。
またアシスタントコーディネーター、呉さんの女性友達が二人、偶然、遊びに来ていましたが、彼女たちも呉さん同様日本への留学経験があり、日本語がぺらぺら。もちろん羽田さんや野際さんのことも知っていていました。
この後、撮影クルーは“占い横丁”という地下通路に移動。この場所、一見普通の地下通路ですが、ズラーと占い師の店が軒を連ねています。当然、この場所も観光スポットで、各店には“日本語OK”との看板が。撮影に協力していただいたのは、日本語で“横丁の母の店”という看板が掲げられた店。何と占い師の林先生は、羽田さんが演じる“神楽奈緒子”という名前を見て、奈緒子の性格がどんなものか語りましたが、驚くことに奈緒子の役設定とほとんど一緒。これにはスタッフさんも驚いていました。
この後、下町の雰囲気漂う住宅街で、宗佑の下宿している家でのひとこま(第7話)を撮影。これにてこの日のスケジュールは終了。そのまま宿泊ホテルに直行とはならず、急きょ、羽田さん・野際さん主催食事会が開催されることに。スタッフ、キャスト一堂が会し、楽しいひとときを過ごしました。野際さんはお店のスタッフに「ここまでスタッフたちは油の多い食事ばかりだったようなので、今日は油を控えたメニューをお願いします」とオーダーしてくれたとか。さすがの心遣いです。 美味しい料理に心もおなかも大満足。さあ、いよいよ明日が台湾での撮影最終日です。