祭人魂 毎週土曜 11:25~放送

伝統ある祭に情熱を燃やす「祭人」に焦点を当て、地元に息づく祭の魅力を浮き彫りにする。祭人魂─古から伝わる「祭」。その土地の「人々」の息吹が感じられ、「魂」が脈々と受け継がれていく

次回放送

#327

2021.1.23放送

愛知・江南市 古知野祭り 前編

笑い飯 哲夫

愛知県江南市で毎年4月に行われる古知野祭り。
厄年を迎えた男衆が町を練り、神社に馬を奉納。
厄払いと町の繁栄を祈願する。
しかし、今年度は新型コロナの影響により、
秋に延期のうえ縮小して開催することに。
通常は、古知野の町をくまなく練るが、
今回はメインストリートである「愛栄通り」だけを練るという形に。
この場所を選んだのには、彼らなりの思いがある。
現在はシャッター街と化した愛栄通り。
かつては、様々な種類の店が軒を連ね、町の人々の生活を支えていた。
あの時の賑わいをもう一度...。
古知野祭りには保存会はなく、
代々、自発的に厄年を迎える同級生が集まり継承。
皆、幼い頃から、祭りへの思い、町への思いを抱き続けてきた。
魂のこもった半てんをまとって祭りに参加することは、
古知野に生まれた男にとって大きな誇り。
厄年を終えても、一生かけて半てんを大切にするのも、この地域の習わしだ。
古知野の町を訪れたのは、神仏に造詣の深い笑い飯 哲夫さん。
祭りを通して町を愛し、地元を大切にする人々の思いに迫る。