愛知県の大村知事へのリコール運動を巡り、アルバイトが署名を偽造した事件で、リコール団体の幹部がアルバイト集めの発注書に自らサインをしていたとみられることがわかりました。

 大村知事へのリコール運動を巡っては、提出された署名のうち8割以上に無効の疑いがあるとされ、リコール団体の関係者が名古屋の広告関連会社に、アルバイトを集めて署名を偽造するよう発注したとみられています。

 その後の関係者への取材で、リコール団体の幹部が広告関連会社の社長の前で、署名を代筆するアルバイト集めの発注書に、自らサインと捺印をしたとみられることが新たにわかりました。

 幹部は代金474万円を現金で支払ったとみられていますが、不正への関与を否定しています。

 愛知県警は地方自治法違反の疑いで、事件の全容解明を進めています。