“重大インシデント”に認定…自衛隊のP1哨戒機が着陸時に滑走路外れる 航空事故調査官が現地調査
航空自衛隊岐阜基地で7日、哨戒機が滑走路を外れた問題で8日午後、運輸安全委員会が調査に入りました。
(リポート)
「午後2時20分を過ぎました。運輸安全委員会の航空事故調査官が事故があった現場に到着しました」
航空事故調査官らは、午後2時過ぎに各務原市の航空自衛隊岐阜基地に到着し、機体の状況やタイヤの痕などを調べました。
滑走路を逸脱したのは、岐阜基地に隣接する川崎重工業が製造した「P1」哨戒機で、7日午後4時ごろ、海上自衛隊に引き渡す前のテスト飛行中に着陸する際、滑走路を外れました。
哨戒機に乗っていた海上自衛隊の隊員ら10人にケガはありませんでしたが、国土交通省は、事故につながりかねない「重大インシデント」に認定していました。
運輸安全委員会の航空事故調査官:
「機体に大きな損傷は今のところ見受けられません。ただ主脚と前脚に関しましては土に埋まっておりますので、移動をさせてから確認したいと思います」
運輸安全委員会は9日も調査を行い、パイロットらに聞き取りをする予定です。