
リニア中央新幹線のトンネル工事現場で事故が相次いでいることを受け、JR東海の金子慎社長が対策を徹底し工事を今後も進めていく考えを示しました。
愛知県春日井市西尾町のリニア中央新幹線・西尾工区では3月1日、工事中のトンネル内で剥がれたコンクリート片が40代の男性作業員を直撃し、肋骨を折るなどのケガをしました。
リニアの工事では、2021年10月に岐阜県中津川市で男性作業員2人が死傷したほか、11月には長野県豊丘村でも作業員1人がケガをするなど、事故が相次いでいます。
JR東海の金子慎社長:
「大変残念な事故でありまして、しっかり受け止めて私どもとしては安全推進協議会において、しっかり情報の共有化をして対策も徹底をする」
金子慎社長は9日の定例会見で「対策を積み重ねながら気を緩めずに進めることが大切」と、再発防止に取り組みながら今後も工事を進めていく考えを示しました。