元早稲田実業のエース・斎藤佑樹さんが5日、名古屋で開かれている写真展の会場で、6日から始まる甲子園に出場する選手らにエールを送りました。

 今から16年前、早稲田実業のエースとして全国制覇を果たした「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹さん。

 現在、名古屋で斉藤さんが引退後に撮った写真展「斎藤佑樹写真展『引退後の景色』」が開かれていて、5日、会場に姿を見せました。

 引退した翌日に撮影した北海道の風景や、試合に勝利し泥だらけのユニフォームを着て笑顔でピースをする子供たちの写真。さらに、自身の左手に力強く握られたボールの写真。引退後の野球に対する新たな決意が表現されています。

斎藤佑樹さん:
「もともとカメラ自体は自分の投球フォームを撮るために使っていたもので、引退してからはこのカメラをどこかで使えないかなということで、折角だし色んなところをちょっと旅しながら、自分が見ている景色みたいなものを残せていけたらいいなと思って」

 斎藤さんは6日から始まる夏の甲子園の開幕試合で始球式を務めます。甲子園で輝かしい成績を残した斉藤さんが、選手たちに期待することを聞きました。

斎藤佑樹さん:
「高校3年生の最後の仲間と一緒にプレーできる時間って本当に今しかないので、最後の最後、仲間と力を合わせて甲子園の優勝というところを目指してほしいなと思います」

 斎藤佑樹さんの写真展は、8月18日まで名古屋市中区のソニーストア名古屋で開かれています。