幽霊や妖怪など怖い怪談噺を題材にした浮世絵の展示会が、愛知県安城市で開かれています。

「お岩さん」で有名な四谷怪談に、化け猫。安城市歴史博物館では、葛飾北斎や歌川豊国など江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師の版画や肉筆画およそ100点が展示されています。

 葛飾北斎の「百物語小幡小平次」は、妻の不倫相手に殺された小平次の亡霊が恨めしげなおどろおどろしい表情で描かれています。

 歌川国芳が手掛けた作品は、滝夜叉姫が巨大な骸骨を操り浪人を襲う場面が、大胆な構図で描かれています。

 訪れた人たちは、背筋が寒くなるような怖い世界に見入っていました。この展示会は9月4日までです。