「問題抱えている団体との認識なく…」“旧統一教会”や関連団体と接点 東海3県の自民党国会議員では8人
8日午後、自民党の茂木幹事長が会見を開き、旧統一教会関連の会合に出席するなどの接点があった議員121人の実名を公表しました。
東海3県が地盤の31人のうち、8人の名前が挙がっています。
自民党の茂木幹事長は午後5時からの会見で、所属国会議員379人に対して実施した、旧統一教会や関連団体との接点についての調査結果を公表しました。
それによりますと、実名が公表された議員は121人です。東海3県を地盤とする議員は衆参合わせて31人いますが、このうち関係団体の会合で議員本人が「挨拶」をしたのは7人です。
<衆議院>
愛知1区 熊田裕通
愛知2区 中川貴元(比例)
愛知3区 池田佳隆(比例)
愛知4区 工藤彰三
愛知5区 神田憲次
三重3区 石原正敬(比例)
<参議院>
岐阜 渡辺猛之
さらに、政治資金規正法上、支出を公開する必要がある議員が3人です。
<衆議院>
愛知3区 池田佳隆(比例)
愛知5区 神田憲次
愛知12区 青山周平(比例)
また、選挙でボランティアの支援を受けたのが2人です。
<衆議院>
愛知1区 熊田裕通
愛知2区 中川貴元(比例)
今回公表された議員の中に、東海3県の閣僚経験者はいませんでした。
このうち、関連団体の会合に出席したことが明らかになった、衆議院愛知5区選出の神田憲次議員は…。
神田憲次衆院議員:
「選挙期間中に当事務所に来訪いただいた方の来訪者カード及び名刺の束を見る中に、選挙終わって確認する中に『世界平和連合』という名刺があって、逆に『私たちのイベントがあるんで祝電を打っていただけませんか』なんていう依頼が来ますと。電報1通で済む関係性なら快くお出しするというだけですよね。またそれが政治家だと思いますし」
選挙の支援や祝電のほか、『世界日報』という新聞の購入もしていた神田議員。世界平和連合と関係を持つことに問題は感じなかったと言います。
神田憲次衆院議員:
「平和連合という団体がおかしな団体だという認識は全く思っていませんでした。問題を抱えている団体ということにおいてはですね。調べようもないし、そこに労力をなかなか割けないっていうのが実情ですよね」
自民党は、旧統一教会との関係を持たないことを徹底するとしています。