中部電力の2022年9月までの上半期の純損益は、426億円の赤字で、426億円の黒字だった21年の上半期から大幅に悪化し、9年ぶりの赤字となりました。

 高騰する燃料費の上昇分を電気料金に上乗せして回収する「燃料費調整額」が増え、売上高は21年に比べて5割以上増えた一方、回収までのタイムラグによる、期ずれ損失などが減益につながったということです。

 また、下期にかけて原油やLNG=液化天然ガスの価格の高騰が続くうえ、円安のさらなる進行が見込まれるとして、通期の業績についても純損益で1300億円ほどの赤字になるとの見通しを示しています。