戦国時代、徳川家康が半年ほどにわたって苦戦を強いられた「三河一向一揆」をテーマにした展示会が、愛知県安城市で開かれています。

 1563年に勃発した三河一向一揆は、家康側が強引に兵糧を徴収したことを発端に、家臣も敵味方に分かれ戦った「家康三大危機」の1つに数えられています。

 会場の安城市歴史博物館には、一揆に関するゆかりの品をはじめ、経緯をたどる古文書など110点が展示されています。

「厭離穢土欣求浄土」と書かれた掛け軸は、家康に味方する大樹寺側が掲げたもので、のちに縁起物として家康の旗印となりました。

 この展示会は3月19日まで開かれています。