三重県は2月12日、子育て支援や、南海トラフ地震対策などに重点を置いた2025年度の予算案を発表しました。

 三重県の新年度予算案は一般会計の総額がおよそ8366億円で、新型コロナ対策費を除くと過去最大となっています。

「みえ・未来・基礎固め予算」と銘打ち、防災と暮らしの安全安心対策には、およそ844億円が計上されます。

 このうち南海トラフ地震対策としておよそ37億3400万円が計上され、能登半島地震の支援活動の経験からヘリによる空中消火の体制を強化するため、自立式消火バケットの購入費などに充てられます。

 また、子ども・子育て支援では中学生までの入院費が窓口で無料になる補助の拡大など、およそ112億円あまりが計上されています。

 このほか、三重県は男女格差を示すジェンダーギャップ指数が経済分野で全国46位となっていて、男女の労働賃金の格差解消に向けた取り組みなどにも充てられます。

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