2015.11.27
新昼ドラ『新・牡丹と薔薇』に、2004年に放送された『牡丹と薔薇』のキャスト、大河内奈々子、小沢真珠、西村和彦がゲスト出演する。3人は病院の関係者を演じ、時を経て新たな物語を綴る、“ボタバラ”に華を添えることに。
大河内奈々子&小沢真珠は看護師、西村和彦が医師を熱演!!
大河内と小沢はそれぞれ、看護師の三上と野島を演じ、西村は稲垣医師を演じる。大河内と小沢の役名は前作と一緒。さりげなくも遊び心ある演出は、ボタバラファンにとっては懐かしくも楽しめるに違いない。
大河内らは本作のクランクイン当日から撮影に参加。小日向眞澄の少女時代を演じる美山加恋が出産する場面などに登場する。大河内によると、小沢や西村とは『牡丹と薔薇』以降も何作かで共演したことがあり、今回もリラックスした様子で小沢や西村と近況報告を。反面、「真珠ちゃんとは『牡丹と薔薇』の撮影でともに戦ってきた“戦友”のような存在。共演出来るのはうれしいし、そばにいてくれると安心できる存在です」と笑顔で語っていた。小沢もまた、「奈々子ちゃんと他の現場で一緒になると、『あ、ボタバラコンビだ!』と共演者やスタッフさんがテンションが上がる(笑)」と思わぬ“ボタバラ効果”について、教えてくれた。
今回、初めて出産シーンに挑戦するという美山が分娩台に乗ると、にこやかに話しかけリラックスした雰囲気を作っていた西村。デリケートな場面の撮影を前に、ベテラン俳優としての気配りを見せていた。西村はまた、現場に看護師姿の大河内と小沢が現れると、「“ボタバラ”の名の付く作品で、二人が一緒の場面に登場するのって、やっぱり“特別感”があるよね(笑)」と思わず感想を。西村はさらに、リハーサルの際に使う赤ちゃんの人形を「ものすごく可愛い!」と気に入った様子で、「できれば持って帰りたい(笑)」とも。クランクイン当日は、西村の朗らかな発言が幾度となく現場を和ませていた。
大河内と小沢はともに出産経験があり、西村も芸能界きっての“イクメン”として知られるだけに、休憩時間にはそれぞれの子供たちに関する話題で盛り上がっていた。自分の出産時にどんなことで苦労したか、さらに成長する子供を見て思うこと…。子育て談義に花を咲かせる様子はまさに、“ママ・パパ友”という言葉がピッタリだった。
撮影でも大河内と小沢は、自身の出産時、医師や看護師がどんな接し方をしたのか監督に伝え、作品によりリアリティを与えるのに協力していた。
撮影を終えると3人は、インパクトのある展開で人気を博した“ボタバラ”に過激な場面でなく、命の誕生という感動的なシーンに参加できて、新鮮かつ楽しかったと語っていた。
『牡丹と薔薇』は“気持ちのジェットコースター”というか、人の感情をとことんまで見つめて描いた作品だと思います。たくさんの方がおもしろいと支持して、応援してくださったので頑張った甲斐がありました。今回、“ボタバラ”が復活すると聞き、それだけ力のある作品に主演できたことに改めて感謝しています。物語がどうアレンジされているのか楽しみですし、前作のキャストがどんな風に登場するのかにも注目していただきたいです。
前作では私が演じた香世の『役立たずのブタ!』というセリフが注目を集めましたが、それ以外にも『このセリフをこんなシチュエーションで言うんだ』とよくシビれていました(笑)。今回は一視聴者として“ボタバラ”を楽しみたいですし、香世のようなキャラクターの美輪子を事務所の後輩の逢沢さんが演じると聞き、より『新・牡丹と薔薇』に親近感を抱いています。きっと過激な場面もあるでしょうから、撮影ではケガをしないよう気を付けてもらいたいですね。
前作の3人が出るのは“サービス”だと思っていただければ(笑)。『また“ボタバラワールド”が始まるんだね』なんて現場で話しましたが、『牡丹と薔薇』は僕らが生みだした子供のような存在なので、楽しんで見られないです。でも『新・牡丹と薔薇』は孫のような作品。リラックスして楽しむつもりです。黛さんや逢沢さんにとっては“中島丈博ワールド”をどう吸収し、どう体現するのかが大変だと思います。そこは頑張って欲しいですね。応援しています。