トヨタ自動車グループの労働組合でつくる「全トヨタ労連」の鶴岡光行会長が名古屋市内で会見し、次の衆院選での立憲民主党との連携について、距離をとる姿勢をにじませました。

全トヨタ労連の会長:
「同じ志の人、色々お世話になった人達がいます。地域の皆さんの声も聞きながら、衆議院選挙に臨みたい」

 全トヨタ労連の鶴岡会長は17日、名古屋市内で開いた会見でこのように話し、次の衆院選における立憲民主党との連携について、距離を置く姿勢をにじませました。

 背景には、共産党との選挙協力を進める立憲民主党への不信感があるとみられます。

 全トヨタ労連は、これまで旧民主党系の有力な支持団体として選挙で協力をしてきましたが、9月1日には脱炭素社会の実現に向け、超党派の国会議員とともに愛知県に協力を要請するなど、与党側との連携強化を模索しています。