岐阜県高山市の北穂高岳で、落石の下敷きになった男性の遺体が見つかり、警察は登山に訪れて行方不明となっている50代の男性とみて、身元の確認を進めています。

 10月11日正午ごろ、高山市の北穂高岳の標高およそ2700メートル付近で、落石の下敷きになった男性の遺体を民間の捜索隊が見つけ、警察に通報しました。

 その後、天候が悪化したため遺体の収容はできず、14日午前、岐阜県警の山岳警備隊が落石を取り除き、ヘリコプターで収容しました。

 北穂高岳では、9月19日から東京都の公務員の男性(50代)が行方不明となっていて、警察は遺体がこの男性とみて身元の確認を進めています。

 警察は9月20日から男性を捜索していましたが、見つからなかったため1週間で捜索を打ち切っていて、その後男性の家族が依頼した民間会社が捜索を続けていました。

 岐阜県飛騨地方では、9月19日に震度4を観測する地震があり、周辺の山では落石が相次いでいました。