高齢者等リスク高い人対象とする国多く…『3回目接種』先行する海外の事例 2回目接種からの“間隔”は
新型コロナワクチンの「3回目接種」は、海外では既に始まっている国もあります。
イスラエル・フランス・ドイツ、先週からはイギリスでも始まりました。アメリカも9月下旬から始める計画です。
接種の対象は、イスラエルは12歳以上のすべての人、フランス・ドイツ・イギリスは高齢者や基礎疾患がある人など、リスクの高い人を対象としています。
アメリカでは、食品医薬品局=FDAの委員会が、高齢者と重症化リスクの高い人に推奨しています。
3回目接種をするまでの間隔は、イスラエルは、2回目接種開始からおよそ7カ月後の8月から3回目をスタートしました。
フランス・ドイツはおよそ8カ月、イギリス・アメリカは8カ月以上となっています。
日本では、ワクチン担当の河野大臣が21日の会見で、まず「高齢者に年明けから3回目接種を始める」という方針を示しています。
愛知県がんセンター病院の伊東直哉先生に話を聞きました。
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伊藤先生は、「海外の動向を見て対策を立てられる。実際に日本での接種が始まる頃には、先行している国でのデータも揃ってくるのではないか」と話しています。