“勝負めし”まで副住職が全て監修…藤井五冠が防衛狙う『棋聖戦』 第4局会場の寺は準備着々 限定の御朱印も
将棋の藤井聡太五冠が2度目のタイトル防衛を狙う「棋聖戦」。2勝1敗と防衛まであと1勝に迫った第4局は、7月17日に名古屋市中区大須で行われます。会場の万松寺では、部屋の設置や勝負めしまで、地元でのタイトル戦に向けて着々と準備が進んでいます。
17日日曜日、棋聖戦・第4局の決戦の舞台となるのは、名古屋市中区の大須商店街にある万松寺。
万松寺を訪れた人:
「素敵な御朱印だなと思って、記念にいただこうかなと思って」
藤井五冠のファン:
「(タイトル防衛を)決めていただけたら嬉しいなと思っています。応援してます」
万松寺では、藤井五冠と挑戦者の永瀬拓矢王座がそれぞれ描かれた限定の御朱印を販売。決戦3日前ですが、ファンが列を作って早くも盛り上がりを見せていました。
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今回、この大一番の会場や勝負めしまで全て監修したのが、伊藤聖崇副住職です。
伊藤副住職:
「(対局が)近づいてきて、実際に両対局者に指していただけるということで、すごくワクワクする気持ちでいっぱいです」
実は去年2021年の棋聖戦では、藤井五冠が3連勝で初防衛。
同じく第4局の舞台となっていた万松寺での対局は「幻」に。2年越しの大舞台に気合も十分です。
ところが決戦の舞台はテーブルやイスが並び、床もフローリング。
普段は応接室として使っている場所が対局場で、フローリングをめくると下から畳があり、対局の前日には会場が完成するということです。
また「勝負めし」については…。
伊藤副住職:
「ここの『か川』さんだったりとか。うどんのお店なんですけど」
大須のシンボル・まねき猫からほど近い『讃岐麺処・か川』。その名の通り、香川直送のうどん粉を使った自家製麺が楽しめるのが魅力です。
こちらでは7種類のメニューを考えていますが、多いときには週3で通う伊藤副住職のイチオシが「大海老天ぶっかけ・いなり寿司セット」。およそ15センチ、特大の天然エビが2本乗っています。
伊藤副住職:
「揚げたてでおいしいですね。特に藤井棋聖は冷たいものを夏によく召し上がられている印象がありますので」
そして、ガッツリ飯好きの永瀬王座に向けたメニューは『五代目橋本』の「知多牛ロースのひつまぶし」。秘伝のタレで2度焼きし、知多牛の旨味を極限まで引き出します。
その他にも名古屋めしの「味噌煮込みうどん」など、全7店舗22種類のメニューを用意しました。
おやつには、2021年の夏からブームが続く老舗・青柳総本家の「ケロトッツォ」も。
伊藤副住職:
「両対局者ともに、この会場で指した将棋がいい将棋だったなと思ってもらえるような、そんな将棋になればいいなと思っています」
地元・大須での大一番、藤井五冠のタイトル防衛なるか、そして勝負めしは何を選ぶのか…決戦は7月17日です。