お疲れさま!楢崎正剛!!

とうとうこの日が来たか・・・

 

名古屋グランパスの楢崎正剛選手が現役を引退しました。

1月11日

長く背負ってきた背番号『1』が3つ並んだ日に

引退会見が行われました。

 

引退へと傾きつつある心境を聞いた時も、

引退が発表された日も、

来る時が来たか・・・と冷静にとらえていましたが、

会見場に入ってくる姿を見た時には

さすがに、グッとこみあげるものがありました・・・

 

消滅した横浜フリューゲルスから名古屋に移籍してきたのが1999年、

以来20年の付き合いになります。

会見でも語っていましたが

「うまくいかなかったことの方が多い」名古屋での20年間だったと思います。

万年中位と揶揄され結果が出ないシーズンも多く、

クラブの「ゴタゴタ」に翻弄されたことも度々でした。

そんな中でも、楢崎選手から「不平不満」「愚痴」は

聞いたことはありませんでした。

現状を受け入れ、自分が出来ることに全力を尽くす・・・

プレースタイルは生き方そのものだったように思います。

 

そんな名古屋での20年間で、一度だけではありましたが

リーグ優勝のシャーレをキャプテンとして掲げる姿が見られたのは

忘れられない思い出です。本当に良かった・・・

 

「名古屋でプレーして

名古屋で終えることが出来て誇りに思う」


と語った楢崎選手のコトバで印象的だったのが、

新しい名古屋への期待、エールを問われ、


「強いグランパス、愛されるチームになることを

期待しています。

クラブを離れる時に、このクラブに在籍して良かった

と思って出ていく選手だけではありませんでした。

それはこういう世界なので仕方がない、

難しいことではありますが、

愛したままで離れる、そういうクラブであって欲しい

という願いはあります。」

 

楢崎選手らしいグランパス愛に溢れた思いです。

 

この会見の進行役を務めていたのがかつてのチームメイトで

GK出身の西村広報。

2016シーズンを最後に引退した際に

チームメイトで開催した送別会で流すために

大勢の関係者からコメントを集めてサプライズで披露していたのが

楢崎選手でした。

きっと「このクラブに在籍して良かった」と感じたであろう西村広報が

終始涙をこらえながら引退会見の進行をしていたように見えたのは

私の気のせいでしょうか・・・

 

将来のことには言及しませんでしたが

「美しいポジション」と語ったゴールキーパーを育成する

コーチ業には興味があるようです。

その人間力で是非とも

「人間的にも選手としてもボスでいられる」

次世代のゴールキーパーを育成する日が来るのを待ちたいと思います。

 

24年間、お疲れさまでした!!

 

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おしまいに少々気持ちの悪い話を。

ここ数年、私のデスクの卓上カレンダーは

グランパスの、しかも楢崎選手が定番でした。

幸いにして2019年カレンダーには

まだ楢崎正剛がメンバー入りしていますので、

今年1年、アディショナルタイムを満喫したいと思います・・・

 

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