2月1日(月)スタート 毎週月~金 ひる1時25分

インタビュー

枝川すみれ 役 舞優さん

2016.03.15

すみれはどういう女の子で、どんな風に演じようと思いましたか?
 目の見えないお母様のためにいろいろやってあげる、お母様思いの優しい子です。お嬢様なので、言葉使いや歩き方、普段の行動に気を付けて、“お嬢様!”という気持ちで演じています。「そうさせていただきます」とか、セリフに“さしすせそ”が多いから難しくて。本番前に練習していたら、カメラマンさんや衣装さんも一緒に練習してくれました。

舞優さんもすみれと同じ小学校4年生ですが、似てるところはありますか?
 ないです。育ちが違います(笑)
お母さん思いのところは?
 家では、お母さんがちょっと疲れている時に、「まあまあ」とビール出してあげます(笑) お姉ちゃんが、お父さんにビールを出しているのを見て、私もそうしようと思いました。
お父さん、お母さんとの上手な付き合い方を心得てますね(笑) お姉さんとは仲良しですか?
 仲はいいですが、ケンカもします。昨日、一緒に寝ようと言われたけど、私は寝る時に台本読んで寝るから「無理」って言ったら、ちょっと怖かったです(笑)。お姉ちゃんが怒りそうな時は、逃げるか、お母さんを呼びます(笑) そしてお姉ちゃんが怒られてるのを見てます(笑)
お茶会のシーンは、茶道の先生の指導の後も、家でお玉やお茶碗を使って練習したそうですね?
 作法の順番が難しかったので、練習しました。いつもは正座をしないので、足が痛かったです。本番は緊張したけど、点数をつけると100点! 着物を着せてもらったのもうれしかったです。でも、帯が苦しかったので、撮影が終わって脱いだ時は、「解放された~」と思いました。

お母さま役の遠藤久美子さんは、どんな方ですか?
 優しい方です。遠藤さんはカツラを付ける時、恥ずかしいから人のいないところでこっそりつけていると私に話をしてくれて、「今日はすみれに見せてあげる」って見せてくれました。
お父様役の宅間孝行さんは、どんな方ですか?
 リハーサルの時のアドリブが面白いです。もちろん本番では言わないですよ(笑) 今日も、加代さんがお母様に意地悪なことを言うから、お父様は「なんで来てるんですか?」とか「それ言わなきゃダメすか」とか、加代さんにすごく冷たくしてて。面白かったです。
印象に残ってるシーンは?
 すみれの部屋で、お母様から家元就任を辞退したという報告を受けたシーンです。オーディションでもやったシーンなので、“さしすせそ”の特訓から始めて何度も練習しました。だから本番は100点でした!

この仕事を始めたきっかけは?
 お姉ちゃんの影響で2歳半ぐらいから始めました。お友達が「すごいね」って言ってくれるとうれしいです。これまでは、お仕事で戦争のお話が多くて、貧しかったり死んでしまったりする役が多かったのですが、今回はお嬢様役なのできれいな洋服が着られることや、春子ちゃんに「頭が悪いのね」とか普段なら絶対に言わないようなセリフがあってとても新鮮です!
将来の夢は?
 どんな役でもできる女優さんになりたいです。でも、主婦にもなりたいです。掃除とか洗濯とか料理とか手芸とか大好きだから。手芸は、今はマフラーを作っています。料理は、ピーマンの肉詰めとか、卵がトロトロのオムライスが得意です。だから、すみれが卵を割るシーンは、下手に割らなきゃいけないから逆に難しかったです。