“オトナの土ドラ”第1弾の本作。撮影が始まったのは3月上旬のことです。初日は主演のユースケ・サンタマリアさんや優香さんなどが揃い、セットにてユースケさん演じる武内が梶間家を訪ねる場面などが撮影されました。
第1話の、武内が引っ越しの挨拶に現れる場面。リハーサルのときにユースケさんが「自分でも何をやっているのか、分からない(笑)」と思わず漏らしたほど、武内は次から次へと挨拶がわりにと、各地の名産を朝加真由美さん演じる尋恵に渡していきます。ユースケさんは長いセリフを途切れることなく言い続け、品物を次々と披露していかなくてはいけません。リハーサルを繰り返す中、ユースケさんは品物の名前と、それがどのパッケージなのかしっかり確認。それから本番に臨んでいました。
初日から、現場を和やかにしていたのが優香さん、大倉孝二さんと、二人の娘を演じる庄野凛さんのやりとりです。優香さんと大倉さんは、まだ幼い庄野さんと話をするとき、必ず同じ目線に合わせて会話を。大倉さんは時に庄野さんをひざの上に乗せて、おしゃべりすることも。優香さんや大倉さんの優しい心遣いで、庄野さんも落ち着いて演技に集中できたようでした。
佐藤隆太さんや木南晴夏さんもクランクインしてからすぐ、撮影に加わりました。木南さんが演じるのは、雪見が勤めている和食屋の娘で、一緒に働く親友の琴音。優香さんと木南さんは作務衣に三角巾を被り、まずは和食屋で会話をする場面を、実際のお店で撮影。そのあと、武内が店にやってくるシーンや、佐藤さん演じる怪しい記者が雪見を訪ねて来る場面を撮っていきました。
雪見にとって和食屋は、嫁ぎ先である梶間家を離れ、親友の琴音に何でも相談できる心休まる場所。しかしこの日の撮影シーンで雪見は突然現れた武内に驚いたり、記者につきまとわれ不安になったり。優香さんは雪見の笑顔とは程遠い表情ばかりを見せることになりました。
また撮影を見ていると、この作品はサスペンスタッチの話が展開していくだけに、監督は何気ないシーンにも緊張感を持たせていきます。例えば雪見と記者のやりとり。記者が武内の危険性を伝えようとする場面で、どのタイミングでどれくらい雪見に近づくか、慎重に調整を重ねていました。モニターで確認すると確かに、ただ勢いに任せて近づくよりも、時に立ち止まり、時にグッと距離を詰めるほうが、ジワジワと緊迫した雰囲気がより高まっていました。
新たな枠で、ドラマ界に新風を吹かせるべく、魂を込めて撮影している「火の粉」。土曜の夜を彩る本格ドラマを、手に汗握りながらぜひご覧ください。
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