東海テレビの“オトナの土ドラ”第1弾「火の粉」が本日ついに最終回を迎えます。撮影が始まったのは3月上旬のこと。そこから全9話分、スタッフ・キャスト一同心血を注いで撮影に取り組んできました。
撮影のゴールであるクランクアップは5月半ば。撮影が始まった当初、収録現場周辺はまだ肌寒かったのに、すっかり温かな陽気になっていました。そんな中、最終話の梶間家で繰り広げられる“最後の晩餐”の場面を1日かけて、じっくり丁寧に撮影していきました。
この数日前のこと。伊武雅刀さんと朝加真由美さんが監督のもとに行き、この場面について熱心に相談する姿を記者は見かけていました。撮影当日もキャストの皆さんは、内心複雑な感情を抱きながら食事をする様子を、張り詰めた空気の中で演じていました。
撮影では登場人物一人一人のささいな表情の変化も逃さず捉えていきます。テーブル越しに繰り広げられる会話劇は、濃密な舞台を観ているかのよう。以前、伊武さんにお話しをうかがった際、この作品は気持ちの面で重いものがあると語っていましたが、この場面もまさにその言葉通り。セリフに加え、食事を取るしぐさの一つ一つで、武内が何を考えているのか、また彼に対して梶間家の面々が何を想っているのかを体現していきます。
食事の場面を撮り終えた頃、スタジオ周辺はすっかり暗くなっていました。ドラマを締めくくる大事なシーンを1日かけて、妥協することなく撮り終えたスタッフ・キャストの皆さんに頭が下がる思いです。
その後、ドラマの中で最も重要なあるシーンの撮影を終え、ついにクランクアップ。大倉孝二さんは「振り返ると楽しい日々でした」と挨拶を。朝加さんもその言葉にうなずきつつ「スタジオに来るのが楽しくてしかたなかったです」と語り、伊武さんも「みんなと1日1日家族になっていくのを感じていました」と現場の温かさを言葉にしていました。優香さんは「最終話の武内さんの表情を見ていて、少し気持ちが楽になりました」とコメントし、ユースケさんが「これで我々の戦いが終わりました! ありがとうございました!!」と充実の表情で、締めくくりの言葉を述べていました。
こうして、約2か月におよんだ「火の粉」の撮影がすべて終了。放送も今夜が最後となります。武内をはじめとする、登場人物たちそれぞれの未来は…。
本日(5/28)23時40分から、全てが明かされます。
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