02 岡田浩暉さん(堤 浩志役) 11月04日(水)更新

ヒロイン・直と運命的に出会うも、事故に遭い亡くなってしまう堤浩志役の岡田浩暉さんにお話を伺いました。

●台本の印象を聞かせてください。
「東海テレビの昼ドラは、パンチのあるどろどろドラマっていうイメージがありましたけど、違う色合いですね。浩志は3話で亡くなってしまう役って聞いて“え、死んじゃうの!”とは思ったけど(笑)、長く出るとかじゃなくて、本当に印象に残る、シンパシーを感じられる役をやっていきたいなって思っていたので、そういう意味ではいい役をいただいたと思っています。もちろん、浩志がもっと長く生きられればそれにこしたことはないんですけれど」
●岡田さんから見た浩志の魅力はどこでしょう?
「浩志は、とても好感の持てる男ですね。真っ直ぐで純粋で本当に音楽を愛している。真っ直ぐなので、過去に自分がやってしまったことで博人(大内厚雄)に負い目を感じていたりして、とても人間っぽい。「音楽は想いだ、感情だ」と言って、歌手の声が出ないからコンサートを中止にさせたりするところは、僕も音楽をやる人間ですから、わかる部分はあります。ただ、商業的に考えるとそうはいかない部分もあるとは分かっているんだけど…。音楽にもいろいろ種類があるけど、浩志は音楽の芯の部分というか、大事な部分を求めている、芸術家肌の人間だと思いますね」
●そんな中、直に出会って変わっていきますね。
「直という運命の女性に出会って、心にまとっていたいろんな鎧を下ろしていきます。この作品は、好きな物を追い求める人の素敵さ、運命にどう立ち向かっていくのかとか、いろいろありますけど、ひとりの女性によってほどけていくひとりの男の姿も共感してもらえたらうれしいです」
●浩志亡き後、直への思いを引き継ぐのが健(窪田正孝)となるわけですが…。
「窪田君は、直に対する気持ち、音楽に対する情熱を持って、いい感じで演じてくれる予感がすごくしています。今日もリハーサルに来てくれて、浩志の癖を作って印象付けていこうって話もしました。これからラストに向けて“愛の強さ”というものを感じてもらえたらいいですね。2週目以降は、僕もあの世から見てる感じになるのかな(笑)」