10 火野正平さん(柏木行夫役) 12月25日(金)更新

上司として見守っていたつもりが、いつしか直に特別な感情を抱くことになる柏木。そんな柏木を演じる火野正平さんにお話をうかがいました。

●「社長」の役ですが、役作りなどはしていますか?
「監督さんが言うとおりやるだけ。よく役作りとか聞かれるけど、あんまり考えないようにしてる。作るのは難しいの! こうしなきゃ、ああしなきゃとか考えてもうまくいかないから。だいたいおれに社長が似合うわけないでしょ(笑)! 組長、会長は今までも多かったけど。でもな、不思議なのは社員も秘書も1人も見たことないのよ。ほんまに社長なんかな。どんな会社かもようわからん! ほんまに大企業なのかも怪しい(笑)。社員も秘書も、どこかにいるんだろうなーと思いながらやってるよ」
●後半になって、ぐんと出番が増えてますが…。
「それはホンマにあせった(笑)。いつもは現場に行って、改めてセリフを覚えるのに、今回は現場だけじゃ追いつかないから、前日から必死に覚えて…悲惨だぞ? 今までの作品とは、作業がぜんぜん違うんだな~」
●制作発表でもおっしゃっていましたが、ベッドシーンもありましたね。
「ベッドシーン、すぐ終わった! ピアノの上でだったんだけど…変な監督(笑)! でもよかったよ。おれ、ラブシーンが一番苦手で。何度も抱きしめるシーンは、ゲップが出そうになったもん。(笑)」
●改めて、この作品に出演しての感想をお願いします。
「お昼のドラマってすごいって思った。登場人物が限られた中で、2ヶ月も話が続くから。4つか5つのセットでこれだけまわしていくんだからすごい。勉強になったわ。健ちゃんもよく頑張ってたと思うよ。ピアノのシーンなんか、すごいと思った。上手やなーって。3つの曲も、車に入れて聞いてるよ。クラシックは好きで、コンサートにも言ってみたいけど行儀良くしなくちゃいけないイメージがあるからなかなか足が向かなくて。ダラーーーっと聞きたいのに(笑)!」
●柏木が選ぶ結論にひと言!
「まさか最後にああなるとは思わなかった。おれも同じようなことになったらって考えるけど、同じような感情にはならないだろうな。今、忙しいのにそんなことしてられへんがな。どないすんねん、ややこしい(笑)!」