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2024.1.12

初回放送で「泣ける」の声、続出!大反響の「おっパン」
ゲイの青年・五十嵐大地を好演!FANTASTICS 中島颯太インタビュー!
同人誌を描く腐女子ガチ勢!沖田萌を演じる大原梓インタビュー!
コミケの世界を再現!熱気渦巻く「コミカ」撮影現場潜入リポート!

家族からも嫌がられる古い価値観を持ったカタブツの「おっさん」=沖田誠(原田泰造)が、ゲイの青年・五十嵐大地(中島颯太[FANTASTICS])との出会いによって、これまでの『自分の常識』をどんどんアップデートしていく土ドラ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」。6日に初回オンエアされるとSNSでは「最高にいいドラマでした。毎週絶対見ます」「めっちゃいいドラマで普通にちょっと泣いてる」「ずっと見応えがあって面白くて、たくさん考えさせられる素敵な第1話でした」、「『趣味は家族だ』って言葉すごく好きで心に刺さりました」など好意的な意見が続出!放送中にもX(旧ツイッター)でトレンド入りするなど、心に刺さる内容で今後も見たいドラマとして大きな反響を呼んでいる。これから誠がどうアップデートしていくのか、ストーリーの行方に注目が集まっている。愛する家族を理解するため、大地の力を借りてアップデートを決意した誠だが、第2話ではさらなる試練が待ち受ける・・・。

そこで今回は誠のアップデートのキーマンとなる大地役の中島颯太と、娘の萌役の大原梓にドラマや自身の役について語ってもらった。

ゲイの青年・五十嵐大地役を好演!
中島颯太(FANTASTICS)インタビュー!

人としての良いところをとことん愛する――
それを全面に出せるのが大地。
その上で彼氏・円先輩を愛するところを意識しました。

現場の雰囲気はいかがですか?
本当に皆さんが優しい。全員が優しくて温かい雰囲気の中で撮影をやらせてもらっていて、泰造さんのお人柄もそうですけど、監督さん、カメラマンさん、スタッフの皆さんが優しくて和気あいあいと笑い合ったりするシーンもあったり、ここはこうしたらいいんじゃないですか、とかいろいろ相談できる環境だったり、みなさんが本当に一つの作品を温かく作っている感じがしています。
「五十嵐大地」という役を頂いたときの感想を教えてください。
しっかり演技をしてみたいというのが夢であり目標でもあったので、このお話を頂いてすごく嬉しかったです。原作を読ませてもらった時に、まずこのドラマが温かくて、いろいろな方がドラマを見て自信を持てたり、様々なことを知ることができる温かい作品だと感じました。登場人物全員の「好き」をはじめとしたいろいろなものを肯定して、見ている方も一緒にアップデートできるようなドラマだと思います。五十嵐大地はいつも前向きで、それをいろいろな人に伝えられる、そんなところが自分がアーティストとして伝えたいことや理想像にすごく当てはまっています。五十嵐大地は作品の中で特にとても重要な役だと感じました。
「五十嵐大地」はゲイの青年という役どころですが、役作りにあたって具体的に気をつけたことは?
「五十嵐大地」という役はすべての人を愛する役だと思ったので、そこを意識して全員に対して人としての良いところや、肯定する部分をとことん愛する。そして、それを全面に出せるのが大地だと思うので、その上で(彼氏役である)円先輩を愛するというところを意識しました。
大地の爽やかさや全ての人を肯定する感じなど、具体的に演技で気をつけていることは?
爽やかな部分でいうとすごく笑顔を意識しています。誠さんに100%の笑顔を見せて「こういうことがあるんですよ」っていう見せ方。細かいところでは、誠さんが話す時はしっかりと誠さんの方を見て、目線を逸らさないように気をつけています。監督にもアドバイスいただき、下を向くと落ち込んで見えてしまうので、一点を集中して見るなどして目線だけでも力強さを出せるよう意識しました。
ご自身と五十嵐大地の似ている部分、異なる部分を教えてください。
周りの方やFANTASTICSのメンバーからも言われるんですが、僕、自他共に認めるポジティブなんですよ(笑)。学生の頃から生粋のポジティブマンで、前向きなところは大地と似ています。でも大地は自分の想いや好きというものを認めてもらえない過去を乗り越えて今の大地がいると思うので、もっともっと理解しないといけないなと思いました。基本的には大地の全てを肯定するところは、親からの教えであり自分の人生のモットーでもあるので繋がっていてやりやすかったです。この大地を演じるために、これまで親からいろいろな言葉をもらっていたのかなと思うくらいです。「ありのままを信じて」とか、「全員を愛することで自分も愛されるんだよ」とか。大地を演じる以前から教わっていたんだなと感じました。
最後にドラマを通じて伝えたいことは?
このドラマはすごく温かいドラマです。人それぞれのいろいろな葛藤や想いを全員が前向きに捉えて、そして前向きに肯定できるところにぜひ注目いただきたいです。そのままの君で良い、ありのままの自分を信じてもらえるような、そういう温かい世界が作れたらなと思っています。人生をかけて大地という役をやらせてもらうことで、自分もどんどんアップデートできています。見ていると、自然と一緒にアップデートできる作品なので、たくさんの方に見ていただけると嬉しいです。

BL同人誌を描く腐女子ガチ勢!沖田萌役の大原梓 インタビュー!

役作りのためにプロの漫画家からガチ指導!
「18禁のど真ん中から描き始めましたね(笑)」

原田さんとは共演は?
お仕事させて頂くのは初めてです。昔からテレビで原田さんを拝見させて頂いていたので初めてお会いするとなった時に、緊張はしたんですけど、実際に話してみると本当に優しくてチャーミングな方でした。言い方が合っているかわからないんですけど、すごく可愛らしくて柔らかい雰囲気を持っている方だなという印象はありました。
「沖田萌」という役を頂いたときの感想を教えてください。
まずすごく嬉しかったです。最初に思ったのは、私が今まで頂いたお仕事の中で漫画原作の作品でメインキャストをさせて頂いたことがなかったので、すごくワクワクした気持ちになって、すごくワクワクした気持ちのまま撮影に臨みましたね。
漫画原作の作品ですが、沖田萌を演じるに当たって心掛けたことはどんなことですか?また苦労したところはどんなところですか?
原作を初めて読ませて頂いた時に、すごく萌って自分の世界観を大事にしている子だなという印象があったので、そこは崩したくないなと思いました。でもあんまりキャラクターに寄せ過ぎると、現実味がなくなってしまったりだとか、それこそ偏見を持たれてしまったりしないかなと思ったのでナチュラルさとキャラクター性の上手いバランス感を監督と話し合いながら探っています。演じるのはちょっと難しいなと思いつつもやりがいを感じながらやっています。
萌は「大胸筋デカパイン」というペンネームでBL同人誌を描いていますが、役作りのためにされたことはどんなことですか?
漫画を描いたことがなかったので、家でひっそり絵を描いてみたり、小道具で用意された「SHEEP&BEAR」の元絵を見ながら真似して描いてみたりとか、あとBL漫画を読んで嗜んでみました。
ちなみに漫画を描くのは初めてということでしたが、描いてみていかがでしたか?
楽しかったですけど、めちゃめちゃ難しかったです。しかも今はタブレットで描くのが当たり前になっているんですね。そのタブレットのペン使いとかもう本当に難しくて、プロの漫画家さんに直接指導して頂いたんですけど、ペンを使いこなすのに必死になっちゃって本当に頭がごちゃごちゃになりそうでした。頑張って描いたのは描いたんですけど…ちょっと18禁なシーンを(笑)。18禁のど真ん中から描き始めましたね(笑)。
最後にドラマを通じて伝えたいことは?
この作品の登場人物って、いろいろな個性と価値観を持った人たちが登場してくるんですが、全話を通してひとりひとりの価値観を見て、改めてこういう価値観もあるんだとか、私も思い直したので、自分は偏見が少ない方だろうと思っている人ほど見てほしいと思いました。

コミケの世界を再現!熱気渦巻く「コミカ」撮影現場潜入リポート!

これまで否定してきた初めての世界に触れた誠は
家族のためにどうアップデートするのか?

第2話では「大胸筋デカパイン」先生こと娘の萌が熱を出してしまい、急遽、萌に代わり誠と大地が同人誌即売会・コミックカーニバル「コミカ78」に参加することに。
「二次元なんて、現実で戦う勇気がない人間しか興味を持たないだろ」
古い価値観を持つ誠を待っていたのは、想像を超えた未知なる世界だった…。

「コミカ78」シーンの撮影が行われたのは、昨年の10月に遡る。そこには、昨年末に開催された本家のコミケに負けない熱気が渦巻いていた。用意されたブースには、美術スタッフが総力を挙げて製作した渾身の同人作品やグッズが並ぶ。およそ30にも及ぶ同人作品の中には「大胸筋デカパイン」先生の新作「こっち見て?おじさん」や、「恋とかじゃないから」「あっち向いて回鍋肉」などBL作品だけでなく様々なジャンルの作品が並んでいた。そして「コミカ78」のリアリティをより一層際立たせていたのが、リアルにコミケ常連勢のコスプレイヤーたち。コアファンを持つ人気コスプレイヤーをはじめ、早大コスプレ研究会の皆さんが本格的な手作り衣装で撮影に臨んだ。

また、誠とともに「大胸筋デカパイン」ブースに立つ萌のオタク仲間たちもクセ強キャラクターが揃う。「SPY×FAMILY」に出てきそうな綺麗なピンク髪のセーラー服おじさん、さらに普段は静かな雰囲気だが、ひとたびコスプレをするとキャラが豹変する林檎さんなど…。

監督もコミケの自然な雑感や活気、空気感を出すために時間をかけて多くのエキストラを演出していく。そんな中、コミカ初心者の誠は会場の熱気に戸惑い、軽いめまいを覚えながらも強烈で新しい価値観に触れていく。

「忘れるな!親に何を描いているか知られるくらいなら、腐女子は死を選ぶ!」
「いわゆるプロかどうかは関係ない。この場所で重要なのは愛と情熱の強さだけ」

誠の常識の許容量を超える「コミカ78」の世界。果たして誠は萌のために作品やグッズを完売し、無事に乗り切ることができるのか?そして新たに常識をアップデートできるのか?

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