レインバンドと土壌雨量と命を守るには!
三重県ではまだ大雨特別警報が発表さている所があります。
*注警報の最新情報は気象庁HPで確認願います。
今日午前1時10分のレーダー画像です。線状降水帯が愛知県沿岸部に、活発な雨雲は三重県南部にもあります。
三重県を中心に次々に掛かった活発な雨雲は台風本体の雲ではなく、外側を回る暖湿気によるレインバンドでした。このレインバンドの直下では竜巻が発生しやすいという研究結果もあるようです。いわゆる台風の「北東象限」。本体の雲はこれからやって来ますので、雨が止んだ所もまだまだ警戒が必要です。(ここまで土曜深夜の話)
こちらは今日午前11時半のレーダー画像です。台風本体の雨雲が東海に近付き、外側のレインバンドは静岡や関東甲信へと移っています。
土壌雨量分布図、土の中の水分量を見ると、東海3県では三重県が突出して土砂災害の発生しやすい状況であることがわかります。チラッと見える四国も真っ赤、大雨に晒されたばかりで、今日も観測史上最大雨量連発の高知は特別警報なし・・・。よさ・・・。
台風11号は午前10時過ぎに兵庫県再上陸後、三重県に暴風域掛かりました。
今日午前中は台風11号進行方向東側の風雨強いエリアの影響下にありました。
*台風の最新情報は気象庁HPより確認願います。
台風11号の影響、このブログを書いている午後4時半頃、活発な雨雲は岐阜県美濃地方中心です。岐阜県は引き続き、夜9時頃にかけて1時間70ミリの非常に激しい雨の恐れ。
午後4時30分現在はまだ特別警報が出ています。避難所に向かうため、冠水した道路に車を走らせたり、真っ暗闇の中、小さなお子さんを連れて移動するなど、むしろ危険な場合もあります。当然、川沿い、海沿い、崖沿いなど、絶対にそこを離れるべき場合はありますが、ケースバイケースで垂直避難(2階へ移動)なども選択肢に入れてください。ただし、浸水害に対して「2階へ」との提案であって、竜巻ならば1階や地階の方が安全と、やはり臨機応変な対応が必要になります。
(ここから午後7時に追記)台風11号の影響残る岐阜県はこの後も非常に激しい雨の恐れ。雨止んでも三重県を中心に土砂災害に厳重な警戒を。日本海上で再発達する台風の影響で明日北日本へ出掛ける方は要注意です。
明日明け方まで雨残る所もありますが日中は晴れ間あり。名古屋は3日ぶりの真夏日で熱中症に警戒。停滞前線の影響で雲多く、水曜雨。連日蒸し暑いでしょう。では良いお盆休みを!