天然記念物の指定外して…中央分離帯にある樹齢約400年のムクノキを市が伐採 「衝突事故等の危険」
市道の中央分離帯にある樹齢およそ400年のムクノキが、交通事故を誘発する恐れがあり、危険だとして伐採されました。
愛知県新城市庭野では、市道の中央分離帯に樹齢およそ400年と伝わる高さ12メートルの「ムクノキ」がありますが「衝突事故などの危険がある」として、重機などを使って14日、伐採されました。
この「ムクノキ」は地元の名家が戦国大名の今川義元の一族から養子を迎えた記念に植えられたと伝えられていて、1960年には市の天然記念物に指定されていました。
ところが、近年は交通量が増加しムクノキがドライバーの視界を遮って事故になるケースがあったことなどから、市は天然記念物の指定を外したうえで伐採されることになりました。
今後、新城市では枝についていた種子から苗木を育て近くの公園に植えることにしています。