2月1日(月)スタート 毎週月~金 ひる1時25分

トピックス

最後の昼ドラスタート!名作とコラボ、最後を飾る主題歌は…

2016.02.01

 1964年5月に放送開始し、数々の記憶に残る作品を生み出してきた東海テレビ制作の“昼ドラ”。本日スタートの『嵐の涙~私たちに明日はある~』で51年半あまりの歴史に幕を下ろします。

“最後の昼ドラ”の主演を務める佐藤江梨子さんは「光栄ですし、作品の内容も面白く、最初はうれしいばかりでしたが、やはり責任重大だなと感じております」と歴史を背負って大役に挑みます。

 さて、これまで東海テレビ制作の“昼ドラ”は、映画スター・水野久美さん主演で華やかな茶道界を舞台に人間の表裏を描いた第1作『雪燃え』に始まり、文芸作品、根性もの、メロドラマなど様々なジャンルの作品を輩出。

 その中でも、国内での再放送のみならず海外でも放送され多くの人々に愛され続けているのが、花登筐脚本による『あかんたれ』(1976年10月~1977年7月放送)。明治中期の大阪・船場の呉服問屋を舞台に、先代主人の妾の子・秀松こと秀太郎の奮闘を描き、昼ドラ歴代最高視聴率が1977年3月30日の18.1%、平均視聴率は11.1%(関東地区・1976年4月~の30分枠以降)を記録。『続・あかんたれ』(1978年2~9月放送)とあわせ全365話に及び、主演・志垣太郎さんの出世作となりました。今回、『嵐の涙』の初回で、その志垣太郎さんがゲスト出演します!

志垣太郎さんコメント

 「当時、“昼の時間帯にドラマありき”と各局が競っていた中、『あかんたれ』を足掛け3年やらせていただきました。昼ドラの視聴者は女性が多いですが、『あかんたれ』は男性が見てくださっていて。社長さんが“すごくいいから見ろ”と、会社の昼時間を1時間ずらしたり、タクシーの運転手さんが大衆食堂のテレビで見てくれたりして。タクシーに乗ったら、運転手さんに“志垣さん、あかんたれ来週どうなります?”と、よく聞かれましたよ(笑) すばらしい作品に会えたことを本当に喜んでいます。今でも“あかんたれの太郎ちゃん”と言っていただけるのは役者冥利に尽きます。『あかんたれ』は私の一番の代表作です」と、当時を振り返りながら作品への思いを。また、昼ドラが幕を下ろすことについて、「各局が素晴らしいドラマを輩出しましたが、中でも東海テレビは、みなさんの心に残っている作品が多かったと思います」

また、人気シリーズ『花嫁のれん』からは野際陽子さんが、おなじみ“大女将”役で8(月)6話、9(火)7話に出演し、名作とのコラボレーションが実現!野際さんにもお話を伺いました。

野際陽子さんコメント

「この格好(大女将・志乃の衣装)をすると、懐かしい気もしますし、気持ちもピンとしますね」と久しぶりの昼ドラの撮影を楽しみ、「ドラマがどんどん減っていくというのは寂しいですね。今、テレビ自体が曲がり角にきていますので、そういうこともふまえながら、ドラマの復活を考えていかなければ。ドラマはソフトとして残りますから、その場限りでない、いいものを作っていかなければと思いますね」

 そして主題歌を担当するのは、カナダ人兄弟のフロントマンと日本人のリズム隊からなるロック・バンドMONKEY MAJIK!ドラマへの思いを込め書き下ろした楽曲「The Mistakes I've Made」が、本日放送内で楽曲解禁、最後の昼ドラを彩ります。

MONKEY MAJIKのみなさんのコメント

「主人公は突然の事故によって家族が奪われ、血の繋がらない娘との絆を糧に、もがき苦しみながらも幸せを求め続ける物語。ストレートな気持ちの相手を想う愛をテーマに描き表現しました。ドラマとともに皆さんの心にいつまでも刻まれればと」

MONKEY MAJIK OFFICIAL SITE

 今後も、「花嫁のれん」シリーズで主演を飾った羽田美智子さん、『イエスとノンの物語』(1982年4月12日~7月30日放送)主演の五十嵐めぐみさんが出演する予定。51年半もの長きにわたり、“昼ドラ”という大神輿を担ぎ伝えてきた豪華キャストたちが再結集し、最後の“祭り”を盛り上げます!!