戦わんかな 秋(とき)至る・・・
母校・岩手県立黒沢尻北高校の応援歌の一節です。
『秋』と書いて『とき』と読むんだなぁ・・・と
高校生の時に漠然と思いながら必死で歌詞を暗記したものです。
あらためて辞書を引くと
【秋】①あき。四季のひとつ
②とき。だいじな時。『危急存亡の秋』
とあります。
ホホ~、なるほど・・・と高校入学から30年経って
ようやく腑に落ちました(笑)
そんな母校の戦わんかな秋に至りて
冬の花園へと出向いた年の暮れ。
第92回全国高校ラグビーフットボール大会に
岩手県代表として7年ぶり3度目の出場を果たしたのです!
私も7年ぶりの花園での応援です。
私は剣道部でしたから、ラグビー部OBではないのですが
いまだに仲良くしている故郷の友人にラグビー部出身者が多く
彼らと一緒に応援席に陣取りました。
応援用のフラッグもゲットして打ち振って・・・
といきたかったのですが、冷たい雨が降りしきり
フラッグはぐっしょり濡れて振ってもまとわりつくばかり、
ポンチョをかぶって背中を丸めての応援となりました。
相手は山口県の萩商工
終始押し気味にゲームを進めたのですが
結果19-12で残念ながら初戦敗退となってしまいました・・・
しかし、後輩達の魂がこもったタックルを見て
胸が熱くなったのは事実!
丸まっていた背中も最後にはピーンとなっていました。
そして、生徒達の応援席にはこんな人達の姿も!
弊衣破帽に身を包んだバンカラ應援部です!
伝統の応援スタイルは受け継がれていました!
私が高校生の頃も、応援部員はボロボロの学ランを来て
腰に手ぬぐいぶら下げて高下駄をカランコロン鳴らしながら
通学していたものです。
時代が移ろい、バンカラスタイルが廃れてもおかしくないと思いますが、
こうして代々継承されていることを誇らしく感じました!
ラグビー部とバンカラ応援部に
また来年戦わんかな秋がやってくることを
一日千秋の思いで待ちたいと思います・・・