【弾丸ツアー】
誰が言い始めたのか知りませんが、辞書には載っていない言葉です。
でも誰もが「短い期間で行って帰ってくる旅のこと」と理解しているのでは。
確かに、弾丸は鉄砲・大砲から発射され、あっという間に標的に到達します。
しかし『ツアー』となると行って帰ってくるから、
ブーメランの方が相応しいのではないか・・・
でもブーメランだとスピード感に欠けるし・・・
何かいい例えはないかなぁ・・・
などと思索に耽っている間に出張が終わるという
『弾丸出張』に行ってきました!
行先は『タイ・チェンマイ』
目的は『グランパスのキャンプ取材』
旅程は『1泊3日』
絵に描いたような『弾丸ツアー』です・・・。
2月4日11時、キャンプ地タイ・チェンマイへ向けて出発した選手・スタッフ、
同じ便で向かいます。
その日の夜8時頃にバンコク経由でチェンマイに入りました。
2時間の時差があるためおよそ11時間かけての長旅です。
翌5日10時、まずは午前練習が始まり取材スタート。
ゴルフリゾートの中にあるグラウンドはタイ代表も合宿を行うという施設です。
気温は30度を超え、暖かいというより暑いほどです。
トンボが舞う中での午前練習は、きっちり2時間体を動かして終了。
家族でタイを訪れ休暇を過ごしたこともあるというストイコビッチ監督の
ご機嫌なインタビューを終えると、
すぐさまチェンマイ市内の様子を撮影するために移動。
古くからの寺院が多く存在するチェンマイの中でも
1383年、当時のクーナ王によって建立されたという最も神聖な
ドイステープ寺院へ。
金色に輝く高さ22mのチェディ(金塔)と写真におさまろうと
異国の観光客の方に
「picture、please・・・」
と、broken Englishでお願いしてみましたが・・・
英語がアバウト過ぎたため構図もアバウトで
残念ながら金塔はフレームアウト。
今回の弾丸ツアーのお供、松永カメラマンとの
普通の2ショットになってしまいました・・・
せっかくですか、素晴らしいチェディを!
撮影を終え、つかの間のランチタイム。
地元のタクシー運転手さんに
「Lunch、please!」と不躾にお願いすると
連れて行ってくれたのが、チェンマイ名物『カオ・ソーイ』のお店
ココナッツカレーのスープにバミーという卵麺、
揚げた麺と鶏肉がトッピングされたカオソーイ、
素朴なのに味わい深い至極の一杯が出てきました。
1杯35バーツ=約100円!
信じられない値段で信じられない美味しさでした!
お腹も満足したところで再びグラウンドにとって返し、
16時30分からの午後練習を取材です。
午後は1年間戦うための守備戦術の確認をしっかりと、
締めの30分走が終わる頃には夕日が西の山の向こうに沈んで行きました。
楢崎選手のインタビューを撮り終えたところで大急ぎで空港へ移動。
チェンマイからバンコクへ移動し
0時05分発の機内で夜を過ごし、翌朝7時にはセントレア着という
チェンマイ滞在およそ24時間、1泊3日のキャンプ取材でした。
ん~、実際に体験してみても
やはり『弾丸ツアー』以外の言葉が見当たらないなぁ。
使い慣れた馴染みの表現ということですか。
弾丸だけに、的を射た表現ということで・・・